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痛みと付き合う

帯状疱疹の時、どうしても痛くて、全然飲まない痛み止めを飲んだ。

その時の感覚が未だに不思議過ぎて、時々、考えてしまう。


眠れぬ程に刺すような強い痛みが、薬を飲んでしばらくすると全く感じなくなった。

台風の目に入ったような静けさ。

脳の神経系に薬が作用して、部分的に感覚がブロックされていることをはっきりと認識できる、そこだけスッポリなくなって、そこにいた私が丸ごといなくなってしまったかのような感覚。


それに、あれだけ痛いと思っていたのに、いざなくなると混乱してしまった。

痛みは必要のないものという認識が、その時から少し変わった気がしてる。


本当は痛みなど感じなくても良いんだと思っていたけど、

痛みを知ることで、自分に優しくしようと思えるようになるし、他者の痛みも何となく理解できる素地ができると今は感じてる。

痛くても薬飲んで誤魔化せば、なかったものにできるけど、そもそもの問題は変わらない。

休む時はしっかり休む。自分に勝るものなんてないんだから。


生じている痛みを嫌わないで欲しい。

そこからわかること、学ぶこと、たくさんあるし、そこから次の一歩を選び取れる。


痛みとうまく付き合っていけたらいいな。


季節の変わり目、みなさん、ご自愛の程を。







出会ってくれて、記事を読んでくれて、ありがとうございます。演劇をやっています、創るのも、立つのもです。良い作品を届けれるよう、日々やって参ります!