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新しいイベントの思いつき方 / いっちょの酒のつまみ程度に 其の十二

前提を少し説明しておくと、僕はDJをします。
DJイベントの企画もしますし、若いイベント企画をしている子と酒を酌み交わしたりします。
そんなことをしているとよく聞く話。
「イベントコンセプトなんてもう出尽くしてますよ!!これまでにないイベントなんてもう作れません!!」
言いたいことは分かるよ…でも果たしてそうなのか…。

新しいイベントコンセプトを作ろうとすると、まず皆が手を付けようとするのは「かかる曲」だと思うんです。
「アニメソングがかかるDJイベント」ってものを最初に発明した人は天才だと思うんです。
が、今からこれだけをコンセプトにしても、ねぇ…。
そこを深堀して「○○なアニソンが」ってコンセプトをつけて…。
これもかなりやられている手法だと思って、これで人から目を引くイベントを作れる人はかなりの天才なんじゃないかな、と…。
僕は自分を凡人だと自負しているんで絶対にそんな所に手は出さないのです。

なら他の部分新しくすりゃいいじゃねぇか、それが新しいコンセプトになるじゃねぇか。
そう考えてイベントを構築していくと、まだまだやれるとこはあるよ、と僕は思うのです。
例えば?会場を新しくするのはどうでしょう?
「○○町で初めてのDJイベント!!」
ちょっと気になりません?
自分が住んでいる場所がクラブ乱立地区でイベントが山ほどあったらもうちょい攻めましょう。
「○○町の古民家で初めてのDJイベント!!」
これはかなり気になる、僕は行きたい!!
(ちなみに古民家DJイベントは5年ぐらい前から内輪でやりたいねー、っていいながらやってないやつです)

他に新しくする所、あるある。
例えば出演者の属性で括ってみるのはどうでしょう?
これは実際にやったんだけど『カレピッピナイト』ってのがありました。
これは「彼氏募集中のDJが出演するイベント」ってコンセプトでやったもの。
音楽的な切り口は全くなかったんだけど、これは結構話題になりました。
(物議もかもしたし、その後パクリイベントも乱立したけど)
他にも『この中に一人童貞がいる』ってイベントも企画倒れでありました。
暫くは「あのDJさん童貞らしいよ!!」って情報が僕の所に大量に集まってきたりしました。
(そういう情報が欲しかったわけじゃないんだけどさ…)

もっと言えば出演者へのオファー方法を変えてしまう、というのも考えて。
例えば企画者が出演者にオファーするんじゃなくて、自己推薦者が出演する。
これもやってみたら結構流行りましたね。
『エーガレ』ってタイトルでした。

他には…ちょっと今すぐは思いつかないですね…。
でも本気で三日悩めばもう一個ぐらい出て来ると思うんです。
考えるモチベーションがないのでやらないけど。

新しいイベントをやりたい!!
そんな野望をもっているあなた、ご参考までに。

#エッセイ #コラム #毎日note #オーガナイザー論 #DJ論 #アイディア

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