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青年のまっすぐな想い


№209 今回紹介するお話

「夜の八時ぐらいに会社からかえると団地前の公園で雨の中、傘もささず一人の男が向かいの団地を見ながら立っていました」


今回紹介するのは、帰宅時に見かけた、雨の中傘もささずに亡き彼女が住んでいた団地を見ながらずっと立っていた青年の事を綴った女性の高校です。

投稿時期に関して
詳しい時期は確認出来ませんでしたが、ある企業ブログに2014年10月18日に今回のお話が掲載されていましたので、実際の投稿時期はそれ以前と思われます。

このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。

投稿内容

20年前、私は団地に住んでいました。

夜の八時ぐらいに会社からかえると団地前の公園で雨の中、傘もささず一人の男が向かいの団地を見ながら立っていました。

はっきりいって気持ち悪い光景でした。

3月始めで寒い中。

家に戻り1時間くらいして外を見るとまだ立っていました。

警察を呼んだほうがいいか迷いましたが暴れてるわけじゃないのでほっときました。

その夜は疲れていたので寝ました。

朝起きて窓をみてみると、微動だにしてない男がまだ立っていました。

昨日の夜から雨はやんでいません。

私が見てから10時間。

明るくなったせいか男の姿がはっきりわかりました。

14~16歳の青年でした。

うつむき、ふらつき限界の様子。

私は我慢ができずに、近くにより傘を彼に渡しました。

大丈夫?どーしたの?と訪ねたのですが

ありがとうございます。

それ以外答えてくれませんでした。

何があったのか聞きたかったのですがこれ以上聞かないでくれと言わんばかりの様子。

私は家に戻りました。

それから彼は6時間も立ち続けました。

気になり出したら調べないと気が済まないタイプの私。

向かえの団地に知り合いがいましたので、調べてみようと電話をしました。
すると、

娘の彼氏だ!

との事。

こんな事があるんですね。

話を聞いて私は涙があふれました。

私の団地友達の娘さんは急性白血という癌で1月前に16歳という若い年齢で亡くなってます。

その団地友達に話を聞くと、一度その青年と会ったらしいのですが、少し不良ぶってる彼氏がきにくわず、娘と一切合わせないようにしてたみたいです。

彼女の死、会えない苦しみ、お線香すらあげれず、彼は雨の中いたんでしょうね。

せつない。

今は36歳くらいになってるのかな?

素敵なお嫁さんがいるのかな?

あの時、自分が彼女の家に行けば迷惑がかかる。

だから我慢してずっと見守っていたんだよね!

16歳なのに。

今でもあのまっすぐな青年の姿が脳裏に焼き付いています。

君はかっこよかったよ!

YouTube

このお話を元に作られた動画がありましたので、一部を紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

ニコるん

【笑えるコピペ連発】2chショートまとめ

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様、イラストAC様から頂きました。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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