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妹の日記帳


№172 今回紹介するお話

「妹が二人いる。上の妹は年が近いのでそれなりに仲が良かったが、下の妹は8歳下という事で扱いがわからず、いつも冷たくあしらっていた」


今回紹介するのは、下の妹とは年が8歳も離れていたため冷たくあしらっていたが、ある日に妹の日記帳を読んで涙し、これからは良い兄でいよう思ったという、当時を振り返った男性の投稿です。

投稿時期に関して
まとめサイトのコピペより2013年6月23日の投稿を確認しましたが、違っていたらごめんなさい。

このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。

投稿内容

俺が高校生の頃の話。

俺には、妹2人いる。

上の妹は2歳差で歳も近いためかそれなりに仲も良く2人で遊びに出掛けた。
互いの彼氏彼女と仲が良かったり、妹の受験の際には勉強を教えたりと一緒にいる時間も長かった。

その一方で、下の妹とは8歳も離れているせいか扱い方もわからず冷たくあしらっている節があった。

家は両親が共働きで、俺も妹も運動部に所属していたため、
幼い妹はよく家で1人で留守番していた。

学校のグラウンドが車が入るため使えなくなり1日部活が休みになる日があった。

俺はその日母親に「今日くらい○○(下の妹の名前)の面倒みてよね」と言われ仕方なしに妹と2きりで家にいた。

なんせずっと妹を避けていたため気まずくて仕方がなく、かといって妹を家に置き去りにすることもできず、その日俺は家に3人の友達をよんだ。

20分程度で友達が集まりゲームをして遊んでいたが、同じ部屋に黙ったままの妹が居るのが煩わしく、俺は妹に俺たちの居る部屋には来ないように念をおし、別の部屋に妹を移動させ遊びを再開させた。

友達は上の妹と両親が帰ってくるすこし前まで家にいた。

俺は母親の「○○の面倒見てくれた?」という問いに「一緒に遊んだ」と答えその苦痛な日を終えた。

その日から数ヶ月後のこと、両親が同じタイミングで休みが取れたため「家族旅行に行こう」との話が持ち上がったが、俺は「行かないよ」と断った。

その時期は大会が近く忙しがったことや下の妹との関係がより悪化したため、行かないついう選択をした。

両親は「○○が生まれてから旅行なんてしたことなかったし思い出作りしよ」なんて説得してきたが、その説得が更に俺を苛立たせて俺は「○○が居るからよけー行きたくない」と本人の前で発してしまった。

次の日には家族は4人で旅行に出掛け俺は3日間家で1人で過ごした。

1日目、2日目と俺は友達と遊びをほうけたが3日目の夜はいつもよりキツイ練習に疲れはて、ダラダラと1人で過ごしていたが、帰ってきて早々に眠くなりソファに手の届く範囲にあったノート数冊を枕にし眠った。

目が覚め、ふっと枕にしといたノートをみれば、それは妹の日記帳(小学校で付けさせられるやつ)何とはなしに中を見れば・・・毎日毎日夜に家で1人で遊んだことや宿題が分からずに悩んだ等の内容を馬鹿正直に綴っていたが、あるページには担任のコメントに目立つ赤ペンで【優しいお兄さんがいて良かったね】と書かれていた。

日付は俺の部活が休みだった日のもので、その日記には夜に1人ではないという喜びと一緒に遊んでくれる優しい兄ちゃんが登場した。

そのページ以降も度々優しい兄ちゃんは登場した。

何故か凄く泣きたくなった。

考えて見れば俺は上の妹と歳が近かったため夜に1人ぼっちなんてこともなかったが、下の妹はいつも1人だった。

しかも、それは俺が妹を避けることで意図的にしたものである。

それでもいつも俺に優しい兄ちゃんをみてた……
一緒に遊んで勉強教えてそれは俺がいつも上の妹にだけしてきたことで……

その次の日、俺は部活をサボって妹2人を連れ水族館にいった。

手を繋いで3人で……
これからは日記に登場するような兄ちゃんになろうと思った。

YouTube

このお話を元に作られた動画がありましたので、一部を紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

ニコるん

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様、イラストAC様から頂きました。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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