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お手手がじんじん


今回紹介するお話

「夫を交通事故で失った女性はあまりのショックで精神的にまいっていました。そんな中、幼稚園の娘が右手を見ながら「お手手がじんじん」と言うようになり・・・」

今回紹介するのは、交通事故で他界した夫が死してもなお、娘を守っていたという女性の投稿です。
※投稿時期は2005年頃と思われますが、違っていたらごめんなさい。

このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。

投稿内容

二年前の春、夫が交通事故で、まだ幼稚園の娘と私を残して逝っちゃいました。あまりに突然のことで、その頃のことはあまり覚えていません。

夫を失ったショックと、これからの生活への不安で精神的にまいってしまい、家族の助けをかりて何とかやっていける日々が続きました。

まだ小さい娘にもあまり気が回らなくなり、自己嫌悪の毎日。

でも娘は寂しそうな素振りも見せず、きっとまだ小さいから、父親が死んでしまった事を理解できてないんだと思いました。

そんな生活が半年ほど続いた頃でしょうか、娘がよく右手を見つめながら、
「お手手がじんじん。お手手がじんじん」って言うようになりました。

「お手手痛いのっ?」って聞くと、「お手手痛かったのー」って。

あんまり頻繁に言うものだから心配になって、病院に連れて行ったのですが、特に異常も無く、精神的なものかもしれないと不安になりました。

そんな時、ふと夫の事を思い出しました。いつも娘の右手を握って、道路側を歩いていた夫。

体育会系で元々握力が強い夫でしたが、娘が心配だったようでいつもしっかり手を握って、娘に「お手手痛いよー」って嫌がられて、困った顔して笑っていました。

その日は娘にこう聞きました。「お手手繋いでたの?」「うん、パパ痛いんだよぉ」涙が溢れてきて、娘を抱きしめてわんわん泣いてしまいました。

夫が亡くなり、娘が寂しがらなかった理由がわかりました。不甲斐ない私の代わりに、いつも娘の右手を握ってくれていたんだと思います。

もう夫に心配かけさせちゃダメだって、娘を一人ぼっちにさせちゃダメだって、立ち直るきっかけを与えてもらいました。

今では夫の代わりに私がしっかりと強く、じんじんとまでは行きませんがw
娘の手をぎゅっと握っています。

YouTube

このお話を元に作られた動画がいくつかありましたので、一部を紹介します。※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

/ゆっくりが語る1分で泣ける2ch

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様、みんちりえ様から頂きました。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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