オンライン金融システムをオンプレミスからクラウドに移行 - WebSphere Liberty事例
多くの日本企業で利用されている商用Java アプリケーション・サーバー、IBM WebSphere Application Server (WAS)。
WAS は従来型のJava アプリケーションで多くのお客様に利用いただいているWAS Traditional (tWAS)と、クラウドやコンテナ向けに軽量化してDevOpsなどとの親和性を高めたWebSphere Liberty という2つのランタイムを提供してきました。現在はWebSphere Liberty への移行を様々な企業で進められています。
こちらの記事では、WebSphere Liberty への移行に成功された、オンライン業務などを中心とした金融機関様の事例をご紹介します。
お客様の課題
• モバイル向けオンラインシステムのオンプレミスからクラウドへの移行が難航
• 失敗ができない状況で、速にクラウド環境へ移行する手段を模索
• 他社との新規業務提供の関係から、提案から短いスケジュールで新しいシステムを稼働させる必要があった。
IBMの提供したソリューション
• 標準サポートが終了し延長保守状態にあったモバイル向けミドルウェアでの移行やVersion Upではなく、広く一般的に使用されているWebSphereを使用した移行を提案
• 旧環境で提供されていた認証機能やAPI呼び出し機能を、WebSphere Libertyランタイムが提供するMicroProfileの機能を活用して置き換えることにより、迅速にアプリケーションの移行を実現
• お客様アプリのWebSphereへの移行に当たっては、IBM技術支援サービスを提案。
導入の効果
• WebSphere Libertyランタイムの、クラウド環境への親和性の高さや構成の容易さなどにより、パブリック・クラウドでのオンラインシステムの構築に短期間で成功し、サービスイン。
• サーバーのREST API呼び出しを,業界標準のJWTを使用してセキュアに実現。MicroProfileで提供されている機能をいちはやく実装し、Java EEのアプリケーションから容易に利用できるWebSphere Libertyを採用することにより,短時間にアプリケーションの移行を実現。
こちらの記事↓では、WASをご利用いただける、2021年に登場した新しいWebSphereライセンス、IBM WebSphere Hybrid Edition についてご紹介しています。
tWASとWebSphere Libertyについてはこちらにまとめられています。
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