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IBM MQ超入門①

IBM MQは、独立したアプリケーション同士が互いにメッセージを送受信し合うためのメッセージ指向ミドルウェア(MOM)です。
プログラム間を郵便サービスのように動くことでアプリケーション同士のコミュニケーションを簡略化します。

IBM MQとアプリケーションの関係性


IBM MQとは?

IBM MQは非同期型のコミュニケーションシステムです。
アプリケーションは、直接コミュニケーションを行うのではなく、キューを介したメッセージを通じてデータの送受信を行います。

非同期型のIBM MQ

アプリケーションAが、メールボックスのようなIBM MQのキューにメッセージを入れ、アプリケーションBが、キューを読み取り、メッセージを取得します。

IBM MQの特徴

①非同期型のシステム
「非同期」の特徴を活かし、送信者は受信者の状態に関わらず、IBM MQにメッセージを送ることができます。受信者側が他の処理を実施していても、また、受信者側のサーバーがダウンしたとしても、IBM MQに送信することでIBM MQはメッセージをキューに入れ、受信側アプリケーションがMQのキューから好きな時にメッセージを受信することができます。また、届いたメッセージを受信して即座に処理することも可能です。

②異なる環境に対応
IBM MQは、
- メインフレームからパーソナルコンピューター(PCs)までの様々な環境
- COBOLやJava, Cなどのあらゆる言語
- REST API
などの環境や言語が異なるプログラム間でデータの相互運用ができます。
また、国を跨いだ通信にも対応しています。

確実なデータ交換・セキュリティ・整合性の確保
IBM MQは、消失が許されない重要なデータを確実に記録してくれます。また、通信を暗号化してメッセージをセキュアに交換する機能が標準で備わっていたり、メッセージ処理とデータベースの更新を同期させ、データの整合性を担保する仕組を提供しております。これらのことから信頼性が求められる重要なシステムでのメッセージングに広く活用されています。


*IBM MQ Website:https://www.ibm.com/jp-ja/products/mq

"MQ 虎の巻"では、IBM MQ の概要・導入・設計・運用の基本を解説しています。ぜひこちらも併せてご覧ください。

現在IBM MQ は、Cloud Pak for Integration のライセンスでご利用いただくことができます。

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