初ハッカソン体験レポート
みなさんこんにちは。日本アイ・ビー・エム デジタルサービス(IJDS)の杉本です。今年から本アジャイルのコミュニティに参加し、初めてのnoteへの投稿です。
自己紹介
普段の業務は医療関連システムのデリバリーを担当しています。アジャイルコミュニティに参加しておりますが、実は業務でちゃんとしたアジャイルのプロジェクトには参画したことはなく、もっぱらウォーターフォールな人です。
ハッカソン参加のきっかけ
今回のnoteのテーマは「初ハッカソン体験レポート」です。
始まりはアジャイルコミュニティにお誘いいただいた、小島さん主催のアジャイル勉強です。誰が言ったか「今年はハッカソンに出てみたいですね」などという話が盛り上がり、気が付けば参加することになりました。
チーム立ち上げ
勉強会からの参加メンバーは小島さんと、勉強会の若手メンバー田岡さんとAさん、そして私です。皆エンジニアですが、Web系システムに少々不安があるため、小島さんの同僚の大部さんにも加わっていただき、計5名でのチーム結成となりました。
初めてのハッカソン
初めてのテーマ
初めてのチームメンバー
初めての業務外での共同開発
初めて扱う言語…
いや、初めてどころかチームメンバーのスキルレベルすら共有できていないところからのスタートです。ワクワクもあるのですが、プロジェクトのリソースやリスクを把握できてないことに正直、結構な危機感がありました。
今回のハッカソンのルール
さて、今回参加したハッカソンですが、楽しむことを主体とした初心者にやさしめの内容です。ルールの概要は次の通りです。
木曜20時に「テーマ発表」される
土曜20時までに動作する作品を作成し提出する
動作環境のURL、もしくは動作が確認できる動画などを提出物とする
今回、一番の問題は「テーマ発表~応募」まで3日しかないこと。この間に「何を作るか」「誰が何をするか」「どのレベルで完了として提出するか」など様々な判断をしていかなくてはなりません。まさにアジャイルうってつけの状況だったのです。
さて、イベント開始
そして迎えた、イベント1日目 木曜20時、テーマは「水!!」。
テーマ発表のあと、ホワイトボードアプリに付箋を張り巡らせてアイデアを固めてゆきます。そして「しっかり休む」(これ重要)。翌日も日中はそれぞれ仕事の予定ですので、方向性を固めた後は22時ごろに解散しました。
2日目、開発メイン担当の大部さんに企画書っぽい資料を共有すると、脅威の開発力を発揮いただき、その日の夜には動作するアプリを確認することができました。イメージがより鮮明になり、ここから優先機能を追加してゆくというサイクルに乗せることができました。(アジャイルじゃん、リーンじゃんというテンション)
最終日は数時間おきのミーティングを行い、方向性のすり合わせとタスク確認を行います。初日のアイデア出しホワイトボードは「かんばんタスクボード」に成長していました。数分おきのリポジトリへのコミット、実行環境へのデプロイの繰り返しというライブ感を感じながらの作業です。
また、ChatGPTを活用してコーディングやデバッグしたり、AIで100枚以上のキャラクター画像を生成したりと、業務での開発では得られない経験もできました。
思った以上に開発がまわった
そして今回、一番楽しかったのは、メンバーがそれぞれ自分の役割を見つけて自走出たことです。ざっくり担当を分けると、
基盤整備(私)
フロント開発メイン(大部さん)
フロント開発支援、データ準備(小島さん)
画像作成(田岡さん)
画面デザイン(Aさん)
といった形で「自分のできること × プロジェクトとして必要なこと」がばっちりハマりました。そうして、締め切りが土曜20時のところ、17時に提出を終えることができました。
出来上がったものがこちら
タイトル:「日本百名水 水娘!!」(https://se03.sakura.ne.jp/)
いくつか質問に答えると、自分に合った名水(キャラ)が見つかるよ!
※注意:音が出ます、PCでの表示が推奨です
(サーバの都合、2023年4月末ごろまでの稼働予定です)
結果とまとめ
優秀賞はプレゼンと参加者による投票によって決定するのですが、結果は残念ながら入賞ならず(くやしい!)。
それでも初めての参加にもかかわらずアプリを完成させることができ、様々な経験や満足感を得られました。以下がメンバーより寄せられた「よかった」ことの一部です。
初めてハッカソンというものを体験できた
今後のハッカソン等への参加の敷居が下がった気がする
とりあえず動くものを作って提出まで行った
みんなできることをそれぞれ考えて動いて貢献してた気がする
土曜にクリエイティブなことに時間を使った
なんだかんだ楽しかった
チームで短い期間に集中して対応できた
ChatGPTを結構色々活用できた
業務で使えない技術(React、ChatGPT、AIでの画像作成)などを使えた
AI利用によるスピード開発を検証できた
短期間に100件以上のデータ、画像を用意することができた
アジャイルっぽいことができてよかった
アジャイル勉強会の報告ネタができた
個人的には今年のやりたいことを一つ達成した
もちろん参加にはエネルギーを使いますし、なかなか「みなさん気軽に参加してみてください!」というのも難しいところです。しかし得られるものがたくさんあることをかなり実感できました。この記事が、興味はあるけど…って迷われている方の後押しになれば幸いです。
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