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漠然とした不安は、シンプルにピンポイントで解決していく。

憧れからの路線変更

ゲームクリエイターに憧れて進んだ専門学校では、同級生たちが手掛ける作品や企画のレベルの高さに圧倒されてしまい、この道でやっていく自信が持てなくなっていました。その影響でゲーム業界に絞っていた就活も路線変更することに。それでもエンジニアの道に進もうと決めたのは、“モノづくり”への意欲が消えることがなかったからです。

エンジニアのことも言語のこともまったくわからない状況での就活。想像していた以上に未経験を歓迎する企業が多かったことで、気持ちはずいぶんと前向きになれましたね。研修や教育に対する取り組みや、先輩情報などでその育成ぶりをアピールする企業がほとんどでしたが、そんな中で、「一人前として活躍できるまでに3年間」という、圧倒的な助走期間を用意していたのが「アイビスジャパン」でした。

3年間という助走期間を経た先輩たち

「どんなことでも質問をしていい」という上司や先輩たちは、自分の仕事の手を止めてでもちゃんとこちらの問いかけに耳を傾けてくれます。ただし、答えは一切教えてくれません。理解のないまま時間が過ぎてしまい後戻りができなくなってしまうよりは、時間がかかってもいいから自ら答えに近づけるようにするためです。

全員がエンジニアとしてスタートラインに立つために、新人のうちにありとあらゆる失敗を経験しておく。そのために会社が用意した時間が3年間ということなんです。

その研修期間を経てきた先輩たちですから、新人が悩む部分は経験済みです。だから、わかりやすいアドバイスの中にも伸びしろがあり、しっかりと考えさせる余白が用意されています。質問をするごとに考える力が身につきどんどん理解が深くなり、やることなすことすべてが成長に繋がっていく。ここにいる先輩たち全員が、本当に頼りになる存在なんです。

いくつもの達成感に背中を押されて

OJTで配属になったのが大手企業のシステム開発でした。そのプロジェクトに参加しているというだけでただただ委縮するばかり。この圧倒的に足りていないスキルを何とかしたいという一心で、まずは目の前で使われているプログラムを一生懸命に読みました。そこで知らない単語に出くわしたらすぐに調べる。とにかくその繰り返しでしたね。でも、そうしているうちに少しずつですが自分の中で理解が深まっていく手応えを感じていました。

自分なりに開発の仕事がどんなものなのかわかっていくうちに、「エンジニアのやりがいって何だろう」と考えるようになりました。プロジェクトが終了したときの達成感なんじゃないかなと勝手に想像をしていました。でも、ちょっとした部分ですが、自分が書いた通りにシステムが動いたときや、突発の障害にみんなが協力しながら対応できたときなど、一人前には程遠い自分でも一生懸命に向き合うことで、完成までにいくつもの達成感があることに気づかされました。

ただ黙々と作業をするのではなく、いろんなところからダイレクトに声が届き、いろんな人からも背中を押されて、いまはエンジニア向けて成長できている自分にすごくワクワクしています。


シンプルにピンポイントで

いろんな不安を抱えながら、それでもひとつひとつ向き合ってきたことで気づいたことがあります。エンジニアのことも、言語のことも、まったくわからないから不安を感じていました。でも、言語のことは勉強することで理解することができたし、それが不安を解消する足掛かりにもなりました。

つまり、自分の中で何が不安なのかを紐解いていくことで、取り組むべきいくつもの課題が明確になっていきます。その中で自分ができることを見つけて取り組んでいけばいい。漠然とした不安はシンプルにピンポイントで解決していく。それがもっともわかりやすく、しかもイチバンの近道で、最善の解決方法だということです。

この先もし、大きな不安が立ちはだかったとしても、しっかりと身構えてちゃんと乗り越えていけそうな気がしています。


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