感情論は感情を大事にしていない

感情を軽んじて論理ばかりを並べ立てる人、あるいは感情ばかりで論理が破綻している人というのがいます。
僕はどちらに対しても反対の立場を取っています。

さて今回の記事では感情論について書いてみたいと思います。
そこで感情論とは何かというのをChatGPTに聞いてみました。

【ChatGPTより引用】
感情論とは主観的な感情や感覚に基づいた主張や論議を指します。
一般的には客観的な証拠や論理的な分析に基づくべきであるべき議論に対し、感情や主観が優先されているような議論を指す場合があります。
これは時に、感情に基づいた意見が客観的な根拠に欠けると見なされることがあります。

初めに言いたいのは僕はこの感情論を明確に悪いものであると認識しているという事です。
ここからは感情論がなぜ問題なのかという話をしていきたいと思います。

そもそも感情論が大切にしているのはその時出てきた感情です。
しかしながら過去の記事でも書いている通り、その時出てきた感情というのがその人の抱えている全ての感情ではないという事です。
何かをトリガーにして無意識に抱えている過去の個人的感情が連動して動いてしまう結果として感情が湧いてくる場合があります。

感情論が発生する時というのは過去に未消化の感情が存在するという事に意識を向ける必要があります。
自分の個人的感情を受容していない、乗り越えていない人ほど実のところ自尊心が低く視野が狭くなっているのです。
つまり話し合いをしたり何かを決める際に過去に囚われて前に進めなくなってしまうのです。

感情論は確かにその時湧いてきた感情は重視しているのですが、それはつまりその感情の深層部分には目を向けていないという事になります。
どうして自分をこう感じるんだろうかという発想が抜け落ちている。
それはつまり自分の感情を大切にしてきていないという事に他ならないのではないでしょうか。

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