外資系投資銀行のセカンドキャリア

外資系投資銀行自体に入ることはかなりの努力を必要とします。その中で生き残るにはさらに努力が必要です。
離職率が非常に高い職場なので、外資系投資銀行を目指す方はその後の身の振り方を知っておいた方がよいでしょう。

まず外資系投資銀行での継続的なキャリアを目指すパターン。
数は少ないですが、ジュニアから入社し同じ会社に10年以上、中には20年在籍している人もいます。特に同じ会社にいる場合、海外含めた社内のネットワークが非常に広がっているはずなので、あらゆる情報が入ってきますし、人間関係の機微もよくわかり、無理なお願いを通しやすかったり働きやすいでしょう。ただより強いチームやよりよい条件を求める人は他社への移籍を積極的に考えた方が良いですし、現実的に同じ会社にずっといることはかなり難易度が高いです。数社移動しトップバンカーを目指し続けるか、ある程度の役職まで上がったらトップティアからセカンドティアに落としつつ緩やかにキャリアを終えるパターンのどちらかでしょうか。

似たようなパターンとして外資系から抜け出し国内証券に移籍するケースもあります。あまり数は多くないですが、プレッシャーから抜け出して多少安定度が高い環境で働きたい、またはタイトルがあがるチャンス(万年ディレクターからMDへ等)があるという理由が主なものになるでしょうか。

王道の転職先はPEファンドになります。

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