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【コラム】受験勉強に役立つ!集中力を一瞬で高める休憩の取り方!

皆さん、こんにちは。
過ごしやすい季節になり、学校行事等も増えてくる時期ですね。
そんな時期だからこそ集中して短時間で勉強したいと思う方が多いのではないでしょうか?
本日は「受験勉強に役立つ!集中力を高める休憩の取り方!」について、
説明していこうと思います。

本日の記事は東大卒の脳科学者である中野信子さんの記事をもとに記載しております。

はじめに:集中力を低下させる5大要因

集中して勉強したいと思っているにも関わらず、どうしても集中力が続かない・・・といった悩みは出てきますよね。
このような悩みを解決するためには「環境を整える」ことが重要です。ですので、近年よく聞く集中力を低下させる5大要因について、まずはご説明しようと思います。

1.スマホの通知

まずは何と言ってもスマホの通知です。現代人にとっては必需品となったスマートフォン。SNS等をやっている人は数分おきに通知が来る人もいるのではないでしょうか?この通知はせっかく集中モードに入ったにも関わらず、その集中モードを解いてしまう効果があります。勉強するぞ!と決めたときは電源OFFや機内モード等を活用して、通知が来ないようにしておきましょう。

2.マンガ・雑誌・本

ついつい机の上に置きっぱなしにしていないでしょうか?次の休憩時間で読みたいからといった理由で置きっぱなしにしておくのは大問題です。マンガや雑誌、本の表紙は目を引くように作られています。なので、チラッと目に入るだけでも気になってしまうんですね。
休憩時間に読むのはOKですが、勉強に入る際は本棚等に必ずしまうようにしましょう。

3.周辺視野

人間の視野は広いので、見ていないつもりでも実はたくさんのものが目に入っています。特に動いているものは目にとまりやすいです。例えば、勉強中に蚊やハエ等の小さな虫が飛んでいるのが気になったことはありませんか?あんなに小さなものでも「何かいたかも!?」と思ってしまうんですね。
ですので、パーテーションで区切られた机で勉強する、フードが付いた服や眼鏡を活用して視野を狭めるといったことも効果的です。

4.机の散らかり

創造力を発揮したい場合は散らかった部屋の方がいいという研究結果もあるようですが、集中して勉強する場合は異なります。勉強する際は今すべきことだけを机の上に置いておくようにしましょう。また、よく使うものは置く場所を決めておくことも効果的です。人間は変化を嫌う生き物なので、できる限りいつも通りの空間を作ってあげましょう。

5.頑張る信仰

最後の5つ目はなんと「頑張る信仰」です。どれだけ努力しても人間の集中力は何時間も継続するものではありません。我慢強く耐えることが美徳のように感じる人も少なくはないと思いますが、集中力が切れたらリフレッシュするということを忘れないようにしてください。
ただし、自分は集中力が短いんだと言って休憩する言い訳にはしないようにしてください。コップ1杯のお水を飲んだら机に戻るといった習慣にしましょう。

本題:集中力を一瞬で高める休憩の取り方!

さて、ここまでで集中力を低下させる5大要因について解説してきましたが、ここからいよいよ本題の「集中力を一瞬で高める休憩の取り方」についてです。

まず前提として人間の認知は変化するということを知っておいてください。子どもの体感時間と大人の体感時間は異なるという話を聞いたことはないでしょうか?20歳の時点で人生の体感時間の半分は過ぎているといった説もあります。このように、人間の体感時間は伸び縮みします。気分が乗っているときは1時間以上集中が続く時もあると思いますが、逆に5分で集中が切れることもあります。勉強を時間で区切るだけではなく、集中力が切れてきたなと感じたら休憩するつもりで多少の時間の変更は許容しましょう

そして、休憩に入る時はキリのいいところで切り上げないことを意識してください。これは「ツァイガルニク効果」といって、未達成のものや中断しているものの方が強く印象に残るという心理学のテクニックです。
テレビ等で「めっちゃいいところなのに、ここでCM!?!?」と思ったことはないでしょうか?実はこれもツァイガルニク効果を活用して、視聴者をくぎ付けにしようとしているのです。
勉強も同じで、集中力が切れてきたなと感じた瞬間にやめるのではなく、次の問題文だけ読んで休憩に入るとしてください。このようにすることで休憩中も脳はやりかけの問題を気にし続けています。なので、休憩後もスムーズに集中モードに入ることができるわけですね。

ちなみに、逆にキリのいいところで終わるとどうなるか。気持ちはすっきりして休憩に入ることができるとは思いますが、休憩後に集中モードに入るのが難しいと思います。一旦スイッチを切ったものをかけ直すというのはどうしてもしんどいものです。(理数系っぽく言うと、慣性の法則のようですね。止まっているものは止まり続けたいし、動いているものは動き続けたいということです。)

終わりに

さて、本日は「受験勉強に役立つ!集中力を一瞬で高める休憩の取り方!」について、東大卒の脳科学者である中野信子さんの記事をもとに解説しました。いかがでしたでしょうか?
本文中にも記載しましたが、人間の近くによって時間は伸び縮みします。勉強する際は常に自分にとっては何がベストだろうと考え続けながら取り組んでみてください。

公立中高一貫校では受験日が近づいている学校もありますね。銀本解説等についてもご紹介しておりますので、ご確認くださいませ。

また、集中力に関する記事もございます。親子と言っても異なる人格であるため、相手を理解することが重要だと考えています。


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