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オカリナの大きさの選び方【質問に答えてみた】

まずはお知らせですが、YouTubeのメンバーシップでお届けしている毎月の渾身の有料動画企画、今月5/15は『春のオカリナカルテット』と題してオカリナ四重奏の演奏をたっぷりとお届けします。




是非ご覧ください!公開をお楽しみに。

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昨日はこちらの動画を公開いたしました。



▼『スマイルスマイル!』歌・ピアノ:みのり、オカリナ:茨木智博、スティールパン:Okapi【オカピオリジナル曲】



スティールパン奏者のオカピが生徒の子どもたちのために作った素敵な曲です。みのりちゃんの歌声にも合っていて、元気が出るような曲ですので是非聞いてみてください。




昨日は自宅生配信もお届けしました。連休中にも関わらず沢山の皆様ご視聴いただきありがとうございます。

自宅生配信はアーカイブ無しの一期一会スタイルでやらせていただいておりますが、こちらもメンバーシップ限定動画としてアーカイブを見ることができます。

▼【生配信アーカイブ】自宅で生配信 vol.15【公開収録もするかも】 オカリナ:茨木智博 2022.5.5. 21:00~




そしてこの配信中にYouTubeのチャンネル登録者数が4000人を越えました。ありがとうございます。なんとか勢いを付けて今年のうちに一気に増やしていきたい。是非皆様よろしくお願いします。


▼チャンネル登録よろしくお願いします!





さて、タイトルの件ですが以前質問でオカリナの選び方について聞いていただきました。

・G管とF管どちらがおすすめ?

・アルトとソプラノどちらが?

・曲に対して何を基準にオカリナを選んだらいいの?


というようなご質問でした。


中々スパッとした答えが出せない話なのですが、僕自身はどのようにその辺を選んでいるかについてお話していきたいと思います。


まずここで話すのはオカリナの調性、大きさの違うものをどう選ぶかというポイントに絞ります。

同じ音域のアルトC管でも何本も使い分けるのですが、その話は一旦置いておいて、音域が違ったり機能が違ったりする楽器を、どう持っておいてどう使い分けているかというお話です。



まず、一般的に一番よく使われる大きさの楽器がアルトC管。4Cとか5CとかACとか、色んな言われ方をします。これを最初に持った人が多いのかなと思います。


次点でソプラノF管でしょうか。理由については長くなるので割愛しますが昔からアルトC管ではなくソプラノF管で始めましょう、というスタイルの教室や先生も多いです。


だからというわけでもなくこれは主観になっちゃうのですが、とりあえずオカリナの音としてよく聞く、イメージとして一番自然なのがアルトC管、ソプラノF管あたりの音域なのかなと思います。


僕にとってもそこはそうなので、基準にはなりますね。

その基準に対して、この曲はもっと低い音が合うなあと思えば低い音のオカリナを使うし、逆も然り。そしてなんだかんだ中庸な所から幅広く表現したいとなればアルトC管あたり。


これを一人のプレイヤーで切り替えることができるのがオカリナの面白い所でもあります。


声楽や合唱だとソプラノ、アルト、テノール、バスという感じで声が分かれますが、これらを自分一人で好きに選べるような感じですね。


オペラ歌手を想像してもらうとわかりやすいのですが、特別難しい曲で無ければどの声の人でも同じ曲を歌うことができますが、その印象はちょっとずつ変わると思います。


ソプラノの人に華やかな曲を歌ってもらった後に、バスの人に渋く決めてもらって、次はアルトが登場して…みたいなプログラムを考えて一人で実現することができるわけですね。


こんな感じで明確な基準があるわけではないけど、「この曲はこんな感じで歌いたい」というゴールを定めて、それに相応しい人材(オカリナ)を選ぶという流れになります。


曲によっては元々のイメージが強いものもあって、例えばオペラでソプラノ歌手が歌う曲だとやっぱり高い音の方がしっくりくるな、っていうのはあります。


歌謡曲でも男性歌手、女性歌手の曲の違いがそのままイメージに反映されたりもしますし、その一方で元々女性歌手の曲を男性がカバーしてもそれはそれでいいな、みたいな感じであえて原曲とは違う音域を選ぶこともあります。


まとめるとセンスですね。結局は。


演奏の良し悪しは楽器の選択から決まってくるし、そうなると楽譜の選択、アレンジの選択からすべて大事になってくるのです。



感覚的な部分を先にお話しちゃいましたが、
テクニカルな部分としては手元にある楽譜の音域におさまるかどうかっていうのがまず大きいです。


C管だと上か下の音域が足りないなっていう曲が、G管かF管だとちょうど良いということがよくあるので、色んな事情でその曲の調は変えられないのであれば楽器の方をそうやって合わせることになります。


でも僕の場合はそれが結果アルトCの調に合わせた方が演奏が良くなると思えば楽譜の方から直すことになる、ということですね。



大きさ的にアルトC管とバスC管の真ん中くらいにあるのがアルトF、アルトG管なので、その辺があると役だったりするよねというのはわかるのですが、


F管とG管は一音した変わらないのになんでこの二つがどちらもよく使われてるの?

という部分について、また次回書きたいと思います。







▼トランペット&オカリナ奏者 茨木智博 詳細プロフィール
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