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いつでも死ねるように、いつお客さんが来てもいいような部屋にしておこうと思った【前編】

 スランプ?うつ?状態になり、そこから少し持ち直すまでの事を振り返ってみました。
 そう長くない期間だけど、自分にとって重要な時間だったような気がしたので。

■はじめてのスランプ?


 2021年の9月~10月辺り……Twitterのイラストアカウントを作成して1年ほど経った頃でしょうか。
 それまでずっと絵を描き続けてきたのに、いきなり思うように描けなくなった。

 とにかくやる気が湧かない……動けない。この間まであんなにお絵描きが楽しかったのに……。

 頑張って描いていても全然上手く行かず、どう進めればいいか分からなくなってしまう。

 それだけではない。これまでは時々友人とリモートで遊んだりしていたのだけど、それもあまり気が向かなくなった。
 消費エネルギーが非常に少ない娯楽(ソーシャルゲーム等)にしか手をつけられなくなり、座り込んでボーッとしている事が多くなった。

 なんか調子悪いな~と思っていたけれど、家族から「放っておけばいつか元気になると思っていたが悪化している」「放置しなければ良かった」と騒がれて、初めて思い至った。

これ冬季うつ(のようなもの)では??


 実際に冬季うつであると診断されるには色々基準があると思うけど、10月~11月辺りに発症しやすい」「物事に興味がわかない」「無気力」「集中力が低下し、仕事や家事が手につかない」「人付き合いが悪くなる」「眠気が生じる」等の典型的な症状にはかなり当てはまっている。

 少なくとも、不健康な状態になっている事は確かだよねぇ……。

 この辺りからさすがにこのままではマズいと思い、支援機関を訪れて定期的に面談を受ける等、重い腰を上げて活動を始めた。(それも自発的には全く動けない状態になっていたので、家族に無理矢理促してもらってのスタートだった)

そして部屋を片付けようと決意した。

 色々な物が散乱している状態が、自分の集中力を削いでいるような気がしていた。
 普段やっていた事が出来なくなっている今こそ、普段出来ていない事を始めるいい機会かもしれないし。

 それ以上に、面談等の為に車を走らせる機会が増えた事で「このまま出先で事故にでも遭って、黒歴史の塊を遺して死ぬ事になったら死んでも死にきれないな」と思った。

 決してポジティブとは言えない思考が「部屋を片付けなければならない」と私に毎日囁いた。


 そうだ。いつでも死ねるように、いつお客さんが来てもいいような部屋にしておこう。

 引き出しの中身をぶちまけて、要らないものは全部部屋から押し出し、必要なものは並べ直した。子供の頃から何となく捨てられずにいたものが沢山あったけど、容赦無く処分した。

 要るけど使用頻度が低いものは、上手く使えずデッドスペースとなっていた収納の中へ移動した。
 黒歴史ノートはシュレッダーにかけたり燃やしたりした。
 埃を被っているところには雑巾や掃除機を走らせた。


 すると、部屋が綺麗になるにつれて頭の中もクリアになっていって……久々に様々な事を楽しむ余裕が出てきた。

 ずっと前にアロマテラピーの基材を買って使っていなかった事を思い出したので、アロマ石けん作りをやってみたり。 

ちょっとオレンジとカモミールの香りが混ざったラベンダー石けん

 「こんな状態の部屋を遺したまま逝けない」と思うような環境では、生きていくのにも負荷がかかるものなんだなぁ。

■結論

 黒歴史ノートを燃やしたら体調が良くなった。
 不調な時こそ部屋を綺麗にした方が良いのかもしれない。


 次は、更に私を元気にしてくれたものや今回の事での良い影響を記そうと思います。

↓後編↓

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