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落ちこぼれが30を超えてアメリカに留学して、起業する物語⑥(※あっという間に1年が経ちました編)

なぜ書くのか

このブログ前回書いてから1年ちょっと。なぜこんなにも期間が空いたのかもわからないくらい、ザ、ドタバタな1年を過ごしておりました。

2020年4月に登記して、6月1日から事業を開始したEveryという会社は本当にたくさんの方々に支えて頂いてアーーーーっという間に1年が過ぎました。という事で振り返り!

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起業1年。これまでのチャレンジメモ。

① 自分が信じたプログラムが形になりつつある!

まず1つめは、「人事のグローバルスタンダードを学ぶHRM Principles講座」は第五期までの開催(第六期も2022年1月から開催予定)が決定し、延べ60名強の方にご参加(参加予定)頂きました。

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Berkeley時代の恩師をアドバイザーに迎え、HRの為のビジネススクールとして展開し始めたこの講座。最初は無料かつ赤字で始めた講座も、今は60名強の方に参加して頂けるまでになりました。

でも最初はとても不安でした。様々な方にインタビューした中では、

「日本で大半が企業派遣で、個人で学ぶ人いないし、その市場は小さいから辞めた方が良いよ」
「HRそのものを勉強する必要性を感じない。今でも十分できているから」

そんなコメントを聞いて「あかん、つぶれる。」と不安を感じました。

でも信じてやってみて、きちんとビジネスとして成立させる事ができつつあります。不安や心配を払拭する方法はクライアントの声を聞き続ける事だと思う。

なので、参加してくださった方々とのインタビューを沢山やりました。お世辞でもポジティブなコメントを下さる皆さんの優しさに感動しました。

様々な方のインタビュー。ご協力頂いたすべての皆様に感謝です。

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しかし、満を持して応募したHRアワードは瞬殺落選。

みなさんに推薦頂いたのに。。何かが足りないんだな。とってもショックでしたが、それもいいきっかけ。悔しさを力に変えて、クライアントの皆さんが満足してくれるものの追及をどんどんやっていこうと思うきっかけです。今にみてろー!


② 採用戦略・組織開発・管理職育成・人事制度設計・D&I推進・規則改定など様々な領域にチャレンジできた!

2つめは、様々なテーマに対してチャレンジする機会が得られたという事。前職では事業責任を持っている以上、「やりたいけどできない」ことがあった。でも起業をすればその制限が一切なくなるので、それは大きな変化だったと思う。

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業種も規模感も様々、更にHRの領域も様々で携わらせて頂くことができ、クライアント様が喜んでくれることや、継続してお付き合い頂けることが何よりの喜びでした。前職時代に触れたこともないテーマも含めてチャレンジングで楽しかった。

三菱商事様にHR向けの特別プログラムをご提供し、人事部の下村さんや小寺さん、菅野さんにもその感想や今後の期待などについてお話を伺いました。

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それ以外にも、Udemyでの面接官向けトレーニングは最高評価(?)を頂くことが出来たり、(御礼として半額セールリンクを入れておきます!ご興味ある方はぜひ)

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管理職向け1on1トレーニングもとっても嬉しい評価を頂いて、御礼として半額セールリンクを入れておきます!ご興味ある方はぜひ)

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色んなことにチャレンジしてみた1年でした。


総じて振り返ると、売上を沢山上げること以上に「ちょっと相談があるんだけど」と言って頂けることが、やっぱり何よりも嬉しいのです。


③ 色々な素敵な方と直接的にお仕事をさせて頂ける刺激的な機会がとても楽しかった。

最後の3つめはやっぱり人との出会いでした。

Berkeley時代の恩師であるCristinaに加え、日本を代表するHR・教授の方々が様々な場面で助けて頂き、前職時代には全くイメージがつかなかったことが少しずつ実現できた。皆さんが快くOKを出してくださったこと、そして実際にお話を聞いて学んだことは一個人としてとても記憶に残るものだった。

早稲田大学准教授の村瀬さんと「心理的安全性」について対談をしたり、

さくらインターネット株式会社の矢部さん、元Yahooで現グラファーの羽生さんと「1on1」について対談したり、

HRBP養成講座には素晴らしい特別講師の方々に「HRとは何か」を教わることができました。

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Googleの谷本さんからは「人事からリーダーシップを発揮しよう」というメッセージ。
メルカリ木下さんからは「組織と個のWin-Winの最大化を目指そう」というメッセージ。
J&J栗原さんからは「組織のWell-beingを追求しよう」というメッセージ。
三井化学小野さんは「自社が競合に負けていたらHRが原因となっていないか考えよう。Respect&Trust(赤い血)とLogical&Objective(青い血)をもってHRがリーダーとなろう」というメッセージ。

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三菱商事下村さんからは、「人事戦略は経営戦略そのもの。現場と本音で語り合う関係性、経営の右腕となる信念、胆力、勇気が必要」というメッセージ。
早稲田大学村瀬さんからは「①メンバー全員が組織の目標に向かって動くという大前提は崩せない(目標に向かえないメンバーをケアする必要はない)、②リーダーは、メンバーの話を聞きながらヒントを見つけよう(傾聴と共感が大事)、③あなたのチームリーダーに何かを求めるなら、チームリーダーの良い行動を観察し、感謝し、推奨しよう(あなたもチーム創りにおける大事なひとり)。」

などなど、数えきれないメッセージを頂きました。我ながら、色々やってみたなーと思う。


改めて、なぜ書くのか

そして今回なぜこのようなブログを書いているかというと、今日、同志である田中さんと今後の会社経営に関しての合宿を行ったからで。それはそれは快適な場所で新鮮な気持ちで、前向きな議論が出来たので良い区切りだなと思って書いています。

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こんな感じで互いに会話してみたのですが、その会話を通じて感じたことを以下に残そうと思います。

1年前と今の違い。

心境の変化としては以下の3つがあったなと感じています。

1.将来に向けてもっとこうしたいという絵が描けてきた
 (来月の資金を気にする生存戦略優先状態を少しずつ脱することが出来始めた)

2.会社名で評価されないので、自分の強みと弱みがリアルに感じられた
 (結局は自分が動かなければ何も起きないし、動き続けると気づけば違った光景が見えるという事も理解できた)

3.クライアントからの期待、パートナーの方々、仲間、友人、自分の過去に支えられた1年だった

明日のお金をどうしようという状態は精神的に本当に避けた方が良い状態だと思うので、これから起業する方は1年くらいの生活資金をまずはためておくことをお薦めします。そしてこれから起業を考えている方は、現在のお仕事で関わっているクライアントや仲間との関係を深く、大切にして頂く事をお薦めします。

Everyの目標。

次がEveryのビジョンとバリューをどう置くか?という議論について。

Everyという会社では、「HRからパフォーマンスとワクワクを。」というビジョンを掲げています。シンプルには「市場競争に勝てる組織創り」と「社員がWell-being高く働ける組織創り」が私たちの目指しているゴールです。

そのビジョンを実現する為に大事にしていきたい思う事、Everyらしさをどう置くか?と改めて二人でシェアし合いました。

1.グローバルスタンダード
2.アカデミック
3.サイエンス

変化が速すぎるこの現代で、世界と日本の懸け橋になること。学問とビジネスの懸け橋になる事。論理と情緒の懸け橋になる事。これがこの会社で大事にしていきたいコンセプトです。上記に関わる実現したい具体的な企画が、この1~2年で沢山あるので(実現できるか全くわかりませんが)少しずつ地道にやっていこうと思います。


ただ、最も大事なのはクライアントの期待に応える事であり、頭でっかちになったり、口だけ動かすような事だけはやらないように気を付けようという事も同時に感じています。有言実行、日進月歩。地道にやり続ける事がやっぱり大事だと思う。


個人としての目標。

最後に、会社を越えて、個人の目標をシェアし合いました。いくら起業して役員になったとしても、一緒に働く仲間も含めて私たちはひとりの人間であるという事を忘れてはいけないと思っています。

個人としても35歳の年になるので、自分の残された毎日を楽しく、充実した形で過ごしたいとこんな目標を掲げててみようと思います。

1.仕事と個人の時間の最適バランス
2.クライアント・家族・友人との信頼関係を大切にする
3.健康を大事にする(健康体である、週2日以上の運動を続ける)

この目標はもちろん自分にとってですが、同時に共に働く仲間にもそうあってほしいと願うもので、狂気的にスタートアップだからレッドブルを飲みまくって寝ないで売上だけ伸ばして、大金持ちになってみたいなことは全く興味がない。良いのか悪いのかわかりませんが、今の自分はそうではないという事に気づきました。


ということで、3人目の仲間を募集します。

そして事業拡大に伴い、お仲間を募集します。もし、このブログを読んで頂き、この会社に何かしら関わってみたい(副業可、プロボノ可)という方がいらっしゃいましたらぜひ私までご連絡ください。興味のあるポジション、経歴等を添えてメッセージ頂きましたら必ずお返事させて頂きます。

<ご連絡先>

https://www.linkedin.com/in/masamitsu-matsuzawa-funwithhr/

<募集ポジション>

・人事コンサルタント
 (人事経験・コンサルティング経験・組織心理学・行動経済学などにバックグラウンドのある方)

・人事コンサルティングアシスタント
 (人事バックグラウンド。HR領域でキャリアを伸ばされたい方。)

・CTO(HR Tech開発責任者)

・バックオフィス全般責任者(総務・経理・人事)

・その他事務アルバイト(ママさん大歓迎)

最後まで読んで頂き有り難うございました!

書いた人

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代表取締役CEO 松澤 勝充(Masamitsu Matsuzawa)

神奈川県出身1986年生まれ。青山学院大学卒業後、2009年 (株)トライアンフへ入社。リクルーターとして総合商社への出向などの経験を経て、2016年より、最年少執行役員として営業・マーケティング・採用の3部門を管轄し、5年間で270%の売り上げ拡大、6倍の組織規模成長を経験する。2018年8月渡米留学、UC BerkeleyでHRを学ぶ機会に恵まれる。帰国後2020年4月1日に株式会社Everyを設立し、6月1日から事業を開始。









頂戴したサポートでHRプロフェッショナルを目指す人々が学び続ける環境・場所・情報を作りたいと考えております。少しのサポートで活動が継続できます。大変ありがたいです。