詩のような短文三篇「シュワリと」「人生と星」「時代の川」

シュワリと

じぶんの外にあるものに生気を吸い取らせてはいけない。いけないんだよ。

そもそもじぶんで悩みを過大化させてるところもあるんだよ、
ほんとはそんなに大きな問題でもないんだよ…

そう思いながらも、
大切ななにかが体からが零れていくのを感じる今日この頃。

人生と星

わたしの人生は殆ど星の瞬きのようなもので、静かに明滅をくり返している。

時にはその瞬間にはっきりとわかるほどに強く輝いたり真っ黒になったりするけれど、逆に、ふり返ってみてはじめて「あのときは輝いていたのだ」とわかることもある。

そうして生きて、いつかはすぅっと消えていく星の輝きなのだろう。そう思う。

時代の川

世の中とはかくも曖昧な川の流れである、とおもう。

「正しいか間違いか」という名の石も、
「善いか悪いか」という名の石も、
すべてが時代の激流に流されて形を変える。

そのぶつかり合いの中で、
人間という魚は揉まれて、
時に石に殴られ時に石に救われて生きていく。
川の流れに従うものもいれば
抗うものもいる。

そんな曖昧な流れの中で、
人間の感性というものに爪痕が残せるならば、
私は十分すぎるほど「生きた」を実感できる。そんな気がする。

さいごに

最近は小説を作ること・読むことから離れていました。

私の小さな経験の器のむこう側にあるお話を書く勇気が持てなくて。
たぶん真に才能がある人ならば、
じぶんが経験したことのない物事であってもうまく書けるのでしょうが、
私はその壁を超えるだけの度量を持ち合わせていなかったように思います。

その代わり、最近は詩やエッセイを好んで読むようになりました。

詩の、言葉と言葉のあいだにある余白に豊かな意味と雰囲気が込められているところや、

エッセイの、小さな日常から、物語やその人にとっての大切な意味が紡ぎ出されていく様子が好きです。

私自身も、そういった形での創作が出来ればな、と思い、
今回は三本、エッセイとも詩とも言えないような謎の短文を書いてみました。

短い文章は書きやすくていいですね。
どうにも忙しくて長文のために筆を取る気力を取れなかったので、こういった形でインスピレーションやつぶやきを残していけるのも良いのかなと思いました。

それでは、皆さまの毎日により多くの幸せがありますよう!

最後まで読んでいただき、ほんとうにありがとうございました。

Mei(メイ/明)

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