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57/* お世話になっております

メールを送るたびに目をする言葉。お世話になっております、って、いつ誰が使うようになったんだろう。悪い言葉ではないんだけれども、ビジネス用語はなんとなくしっくりこないまま、なんとなく使ってしまっているものが多い。

間違いなく、お世話になっております、は日常会話では使わない。使うとしても、「うちの子がいつもお世話になっております〜」みたいな、これもまた社交辞令感満載のパターンぐらいしか思いつかない。

なんか他にもっといい言葉ないのかな。

ビジネス用語って、普段使わないような言葉ばっかりだ。就活のときや新卒で入社して、突貫工事のようにビジネス用語の滝に打たれるもんだから、寒暖差で何を言っているんだかわからない人も多い。それを使いこなしてこそ社会人だというのもあるのかもしれないけれど、ビジネス用語を勉強している時間に英語を勉強した方がよっぽど有益で役に立つ。御社と貴社と弊社を使いこなせたところで、評価してくれる人なんていないんだし。

ビジネス用語やマナーの根本には、相手を慮り、不快な気分にさせない、というところにある。ただその根本を度外視して、言葉やルールばかりに振り回されてしまうと、逆に失礼にあたることもあったりする。

とはいえ、お世話になっております、に変わるほど優秀なメール冒頭文を僕はまだ知らない。なんかないかなあ、ぐっとくるメール冒頭文。ここが違うだけで、印象も全然違う気がするんだけれども。

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