見出し画像

フランス文化のアペリティフが長すぎて無理【これが現実】

こんにちは!

フランス人との国際結婚によって、現在はフランス在住のiamshishoeです。

フランス人の習慣といえば、アペリティフ!

美味しいお酒を飲みながら、軽~く食べながら、家族や友人との会話を楽しむ…。


🤩ざっくり言えば、夕食前にリラックスをする時間!


しかし、私からすると、そのアペリティフがまあ苦痛なんです

延々と続く理解不能な会話とか、

全然お腹が膨れないちょっとした食べ物とか、

もうしんどいんです。

フランス語がB1レベルにアップした今ならまだしも、

A1レベルのときは心の底から苦痛でした。

今回の記事では、

私が体験してきたアペリティフについてお話していきますね!


フランス人の習慣:アペリティフが私にはしんどい

アペリティフってそんなに大事なの?

ふと浮かんできた疑問。

夫に聞いてみたところ、

  • 家族や友人、同僚と交流する貴重な時間

  • 少しのお酒と食べ物が心身をリラックスさせてくれる

  • 帰宅時間が遅く、なかなか夕食を一緒に摂れない家族や友人を楽しみながら待つ時間にすることができる

こんな感じで、

社交性や健康を維持するために超・超・超大事らしい。

さらに、

アペリティフってそもそもなに?

と気になって夫に質問。

  • もともとは食欲をアップするための習慣として人々の生活に浸透した

  • 通常は、週末や休暇などの特別な日にリラックス目的で開催することが多い

  • 夏にテラスで日差しを楽しむときのお供(?)として広く取り入れられた

このような回答が。

まぁ確かに、

おつまみに近い感覚で軽く食べるアペリティフは、余計に腹が減りますね

(だから、私には余計に苦痛)

フランス人の中では、BBQを始める前に

自然を楽しみながらアペリティフの時間をとる

というのがかなり一般的だとか。


私にとっては初めて!アペリティフあるある

私がフランスに完全に引っ越してから1年が経過!

その間、アペリティフには何度か参加しましたが、

「おぉ~ワインからいくんかぁ~さすがフランスだなぁ

と、慣れないうちはもはや感動!

ワイン=高級な飲み物

なイメージが強い私には、特別な時間に思えました。



《時間》「なげぇぇぇ…」全然終わらないアペリティフ

私が参加したアペリティフは、大体18時ごろからのスタートでした。

私の頭の中では、

「なるほどぉ~!18時から1時間くらいこの時間をとって、19時ごろから夕飯になるのか」

こんな感じで予想。


🤦🏻‍♀️しかし!!私は何も分かっていなかった!!甘すぎる予想!!


なんと、アペリティフが終了したのはおよそ20時半~21時

その間は、延々と何かについて話していたわけです。


🙄「そんなにネタないって」「いや、もう夕飯食べようよ」と、30回は思いましたが、(フランス語は全然話せないし)色んな意味で口にはできませんでした


21時を過ぎてようやく夕食、食べ終わるのは早くて22時過ぎ。

単刀直入に言うと、

4時間以上、コレはしんどい!21時からようやく夕飯もしんどい!

22時にはシャワーを浴びてベッドに入る準備をしていたいのにぃぃ!

私にとっては、拘束感がパないんです。



《感想》「きつい…もうやりたくない」

アペリティフを終えた感想は「もうやりたくない」ということ。

わけのわからん話と言い、グビグビ飲む感じでもない空気、もうしんどいんです


🤐とは言え「アペリティフなら参加しない!」と拒絶できるわけもなく、何回かは参加しました。


それに、

「こうゆうことは夕食後にやればいいんじゃないの?

と疑問も湧きあがったのですが、

「あぁ、それだと晩酌になるのかぁ」

「晩酌は日本文化だからフランスでは無理かぁ」

と思ったり。

まぁ、とにかくしんどいんです。



《食べ物》「野菜、なくない?」ニキビに悩む私には危険

私が参加したアペリティフで食べた物は、

  • ソシソン:ドライソーセージのようなもの

  • バケット+パテ

  • チーズ

  • クラッカーやポテトチップス

などなど、お互いに持ち寄った軽食がほとんど。

これらをアペリティフ中は延々と食べるわけですが、

いや、もう夕飯食べたい

と何度思ったか分かりません。


🥲率直に、内容と量が私には中途半端に感じるんですよ。なんとなくお酒と一緒に食べるけど、好んで食べるわけではないんですよね。


その後、ようやく夕飯となるわけですが、

基本的にはメイン料理にチーズやバゲットを合わせる感じ。

そう、そうです。

お気づきかもしれませんが、野菜が全然出てこない

んで食後にはケーキなどの甘いもの。


💔ニキビの悩みを持つ私からすると、アペリティフから夕飯まで「触るな危険」レベルの食べ物がズラリ。でも、野菜や果物はなし。鬼畜です。




居酒屋×ハッピーアワー or 飲み放題がただ恋しい

居酒屋に行った方が絶対良い

アペリティフに対して思ったことはコレ。

居酒屋に行けば、

  • ハッピーアワーで格安にお酒が飲める

  • 飲み放題でグビグビ飲める

  • 家族・友達・カップル・上司・同僚…など皆で話せる

  • 野菜サラダから〆までバランスを考えて一通り食べられる

もう、最高じゃないですか。

それに、夫が言っていた”アペリティフの意味”もおさえているわけですよ。

あの活気のある空気感も良いし、旬な1品料理も食べられるし…。

だから今は、

恋しい

以外の言葉が見つからないのです。


【考察】アペリティフがしんどいと感じた理由

「なんで、私にはアペリティフがしんどく感じたんだろう?」

こう考えた時に浮かび上がった答えは、

  • 終わりが見えない集まりの中に居るのが苦痛だったから

  • そんなに話すこと(共有すること)、あるか?と思ったから

この2つ。

例えば日本の居酒屋では時間制限がつきものなので、

「〇頃には解散かなぁ」

となんとなく”終わり”が見えますよね。

これは私の持論ですが、

目安をあらかじめ知る”ことで

  • 飲む内容や量

  • 食べるものの内容や量

などをイメージでき、

自分を満足させられる選択が自然とできると思うのです。

一方で、フランス人の夫は

「楽しむことが最も重要なのに、なぜ時間を気にする必要があるの?

と、時間管理をされることを嫌います。


🤔そうなってくるとアペリティフの長さも納得


家族や友人との楽しい貴重な時間なのだから、

時間はさておき心行くまで楽しむわけです。

そして、アペリティフ中に延々と続く会話?については、

周囲との距離感を大事にしたい

私としては、煩わしく感じるんです。

「何でもかんでも話してどうすんの?」

って正直思ったり。

とにかく”拘束されいている感じ”が嫌なんですよね。


さいごに:それでもやっぱり今はアペリティフが苦痛

結論として、

フランスではお馴染みのアペリティフ、私にはしんどい!

その理由は、

  • かかる時間の長さ

  • 目安の予定時間のなさ

  • 私のフランス語のレベルの低さ

これらによって、拘束感を強く感じるから。

客観的にみると、

「フランス生活に慣れていないからこそ感じるカルチャーショックの1つなのかも」

と捉えることもできますが、やっぱりしんどいものはしんどい

今の自分には、負担に感じる習慣なんだと思います。


…でも、これも慣れですかね…!

どうしてもって時は、我慢して参加しようかなぁ…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?