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メディアアート制作を通じて自分ってものを考えた

実は今、所属しているデジタルハリウッド大学(私は大学院所属)で行われている、落合陽一氏によるメディアアートの講義に参加しています。今年で3年目となったプログラムで、メディアアートとは何かという講義から、企画立案→展示会までを10日間で行うという鬼プログラム。今年の展示会は8日間と今までよりもさらに長く、メディアアートという壊れるリスクの高い作品を、1週間以上持たせないといけないという...そんなことをしています。

参加した学生の爆速成長が魅力の、名物講義になっています。

1回目の展示会【秒展】は秒で作り、展示会をするといった講義の特性をとらえたもので、2年前の私が社会人1年目の年に行われ、大好きな超優秀な後輩が参加していました。展示会を見に行って「私もこんな授業受けたかったなあ。いいなあ」と思ったのを覚えています。
2回目の展示会は【平成展】平成が終わる年だから、やりのこさないようにするといったテーマだったと思います。社会人2年目の私はこちらも見に行きました。大学院からの参加者も多くて、院進した友人が参加していたりして...これまた「いいなあ」と思った記憶があります。

実は憧れの講義でした。笑

そして3回目となる今回は【デジタルにできることはまだ、あるかい】です。もはや「展」がない。笑
お気付きの方も多いかと思いますが、天気の子の...RADWIMPSの...愛にできることはまだあるかいの...ね!パロディです。このタイトルを決めるのも、講義の中で行います。2日目の講義の課題になって、3日目にはタイトル決定!というスケジュールでした。爆速!

講義自体は落合先生のどんどん先へ進むような話し方でグイグイと進んでいきます。それぞれの作りたいものを発表してフィードバックをもらったり、展示会をするにあたって必要なことを教えてもらったり...スピード感がすごくて、1コマ90分だけの日でもかなり脳のキャパギリギリまで色々なことをインストールされた印象です。

で、私が選んだテーマは「時間」

以前のノートで、時間の密度が気になって会社員を辞めた話をしたと思います。それです。(きになる人は読んでみてください。)

何を作ったかはここでは伏せますが、2クォーター目(デジハリでは前期・後期ではなく1年間を4つのクォーターに分けて授業があります)で研究者&アーティストな山岡先生の講義を受けていまして、そこで教えていただいたArduinoというものを使ってつくってみよう。と決めました。
ただ、やりたいことが高度な技術を要するものだったようでサポートで入ってくださっていた大学院の先輩の多大なるご協力のもとなんとか作品を完成させることができました。
作品の詳細については会期終了後に別noteでまとめたいなと思っていますので...

まずは、
どんなフローでできていったのか、ツイートで振り返ってみます

つい廃なので、ツイートでだいたいわかる。という発想。

まずは何を作るかでなやむ。そりゃそうだ。
で、3つのアイデアまで絞って、授業で発表。フィードバックをもらいました。

次にめっちゃおしゃべりしました。あーだこーだ話していると見えてくるものってありますよね。

資材の調達 is 重要!
実はこの講義、短期間での制作なので買い物力が試されているのです...!

やはりゴミもたくさん作ってしましました...

8/23の段階ではまったくできてません。でもずーっと学校にいました。

いろんな人の先行事例を調べて、「できそう!」と思ってみて

結局回路が自分で作れず、先輩に助けていただきました。
...でもコードは自分で書きました!書けた!!

動かせるようになって、テンションが上がってみたり。

後輩や、同じ講義のメンバーの多大なるご協力で作品作りに集中できたりなどし

進捗が生まれました!!!!!

というかんじで、講評会では90点と言われ、そこで言われた修正箇所を直せるとこまで直して、今です。

そんなこんなで展示会やってます

期間:2019年8月29日(木)~9月5日(木)
時間:12:00~19:00 (9月5日のみ18時まで)
入場料:無料
会場:デジタルハリウッド大学 駿河台キャンパス メディアライブラリー
  (千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア3F)
主催:デジタルハリウッド大学[DHU]
監修・指導:落合陽一(デジタルハリウッド大学 客員教授)
内容:学生によるメディアアート展示

什器まで手作りという展示会。この爆速で、告知が全然間に合っておらず、長文noteを書いてみるというという...今です。

私の展示は、3種類の時計とその時計に対応した動画なのですが...いろんな人を表現しようとしたつもりで作っていたところ...振り返ると全て自分のことでした。
詳しくは展示会に来て確認していただきたいのですが、ものを作るという行為は自分なしにはできません。結局自分の中の何かが表面に出てくるという行為であると感じました。

私は、メディアアートを作るという講義のなかで自分と向き合い、自分の一部を形にしたのです。

それは私以外のメンバーも同じで、例年グループ制作が多かった中で、今年は個人制作が多く、テーマも視点もバラバラです。でも、なぜか、どのチームも、デジタルを使って表現しています。これはデジハリだからなのか、それともテーマの【デジタルにできることはまだ、あるかい】をきちんと咀嚼できているからなのか...はわかりません。ただ、めちゃくちゃ自分と向き合って物作りをして、何かを生み出したという事実がそこにあります。

それを、見に来て欲しいです。

学生が何を考えてものを作っているのか、生で見るから、自由視点でリアルだから感じられることがたくさんあると思います。少しでも興味を持っていただけたら、落合先生のnoteも読んでみてください!

会場でお会いできることを楽しみにしております!

サポートいただいた際には全額作品制作に使わせていただきます。