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わたしは 学童で働いていました

大学生の3年間、小学校1~6年生を放課後に預かる学童保育でアルバイトをしていました。

私の地元は学童保育なんてものはおそらく無かった。集団登校・集団下校。私はかぎっ子だったので、実家隣の祖父母の家によく遊びに行っていました。

学童保育に誘ってくれたのは、別のバイト先の先輩。夏休み中にアルバイトを頼めないかとお声掛けいただき、1日体験に行ってからお世話になることにした。

学童バイトをするにあたり、「珍しい大人」になってやるぞ~!を、かなり意識しました。
子ども達にとっての私は、学校の先生でもない、家族でも親戚でもない、誰かのお母さん、お姉ちゃんでもない大人。そして私にとっても、地元じゃない、実家を背負う必要がない。ということで、
(ホエ~こんな大人が居るんだぁ)と思ってもらいたくて、アレコレ勝手に工夫しました。

・なんか変な絵を描く、しかもシャツに絵を描く
・見るたびに男か女かわからん服装で来る
・子どもが「見て」って言ったら絶対見ようと頑張る
・だいたいなんでもOK。嫌なことは嫌と言う
・ちんちんうんこしっこにも真面目に答える
・疲れたら「疲れた無理で~~~す!」と言って見守りに徹する

ざっとこんな感じです。当時の服装(例)コチラ。

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際立って変な服装だったときの写真がない。ザンネン。
「大学生、おもしろいよ。」「いろいろなんでも自由でええよ。」を背中で語るべく、好き勝手やらせてもらいました。保護者さんからクレーム来てないといいけど…。

子どもには懐いていただきました。いっぱい遊んでいただきました。天職でした。
頑張って書いた絵とか折り紙とか紙飛行機とか、ピッカピカ泥団子とか、草花、ダンゴムシ、なんでも貰いました。時には手や顔やに落書きされたり、何十分も鬼ごっこの鬼になったり、ドッジボールでリンチされたりもあったけれど、可愛いもんです。いい時間でした。

大学卒業と同時にバイトも卒業したけれど、鳥取に住んでいるとたまーに子どもらに会うこともあります。集団登校の旗係(高学年)になっていたり、チャリ通中学生になっていたり、お化粧してたり、甲子園の予選かなんかに出ていたり。とてつもなくエモいです。私はもうあんなに見違えるほど大人になることって、たぶんないんだろうな。

学度保育、大好きなお仕事でした。
またどこかで子どもに関われたらいいなと思っています。


【写真キャプション】
バイト中に子どもから貰ったお花。「冠用は長すぎる!飽きた!あげる!」ということで貰ったシロツメクサと、その様子を見ていた他の子も何かをあげたくなり、急いでちぎってきてくれたパンジーの花びら。かわええ。


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