diversion / 進路変更
前回の記事で難聴について話しました。
その中で、高校時代の進路変更についてここでは話したいと思います。
もともとは、子供も好きでピアノも少し習っていたこともあって小学校の時から保育士になりたいと思っていました。
高校二年生の時に進路相談を担任の先生にしていた時
「保育士、とてもいいと思う。希望する専門学校や短大など学校に行くことも成績も問題ないだろうけど、就職の時、必ず難聴のことについては話さないといけないし、それが理由で採用されないこともあるかもしれない。そしてなにより、子供と接していく中で、難聴が理由で子供に事故やケガを負わせてしまう可能性もないとはいえない。散歩中に車や自転車の音に気付くことができなかったとき、、、とかね。 こんな話今することじゃないかもしれないし、難聴にかかわらずこういった安全面についてのことは保育士になる以上肝に銘じなければいけないけど、遅かれ早かれ直面するかもしれないからそこは考えておくべき」
といわれて、はじめて考えました。高校の時はどうしても、大学や短大に行くことが次の目標になっているので、就職の時のことまできちんとかんがえられていなかった、と割と自分の中では絶望しました。
向かう場所や目指すものを失ってしまったから。
担任の先生や家族と相談しながら、別の進路も考える中で
”ほかにやりたいこと”を考える日々でした。
学校に進むなら、資格が取れる専門的な分野に行きたいという意思だけは根底にあったので、そこを軸にいろいろな職業について考えました。
あとは手先が割と器用なほうだったのと、ものつくりは単純に楽しそうという理由で服飾系や芸大系のことを調べてましたが、これも狭き門でやはり実力主義だし就職難なこともあり、担任も親も反対。笑
その反対を押し切るほどのの熱量もなく、あと単純にセンスに自信はなかったので断念。
ものつくり系という枠組みの中で次に候補に挙がったのが、
今の仕事でもある 建築 という分野。
これまた単純にかっこいいと思ったし、資格もたくさんあるし、就職口もたくさんありそうで、調べていくうちにこれまでにないほどひかれた分野だったこともあり、建築系に進むことに決定。
ただ一つ問題が。 高2の後期で進路変更をしたので、高2の物理の履修をしていなく、高3で理系クラスに入っても、物理が専攻できないということ。
多くの建築系の大学は物理が受験科目になっていたので、まずは受けられる大学を探さないと、、、とは漠然と思っていました。
できないものはしょうがないと、化学と生物を履修していました。
高3に入りいよいよ大学を絞る段階に。
・大学は総合大学の工学部、または理工学部の建築学科ではなく、工学系の大学が集まった大学へ行きたい
・何か大学で強みや研究室の特徴がある
・大学に進学してからある程度進む細かい分野が検討できる余地がある
この3つを軸にさがしていました。
そんな中でいいかも、と見つけた大学に偶然指定校推薦枠があり、ほかにその大学の建築へ行きたい人もいなかったので(というか、同学年に建築へ進んだ人いなかったので)すんなり指定校推薦枠獲得。
高3の10月ごろに受験をして、11月には合格という流れでした。
順調順調。
そして高3の12月には、学校に内緒で知り合いの蕎麦屋さんでバイトを始めてバイト中個室の扉をあけたら、担任がいて速攻バレるという失態は犯しましたが、学校の中ではそこそこ優等生なほうだったので特別お咎めもなく。それと並行して卒業までに運転免許も取得し、大学入学前のとても有意義な時間でした。
そして、無事4月に大学入学しまして四年間楽しくもあり、辛くもあるけど、やっぱり楽しい四年間を過ごすことができました。
悩んで、悩んで変えた進路だったけど、結果良かったと思います。
しんどいけど、楽しいよ、建築。
また、建築の話も出来たらいいなと思います◎
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