コンサル1年目が学ぶこと/大石哲之【読書メモ】
基本情報
2024/3/5 読了。
感想
仕事関係の人に読むことを進められて読了。
私自身コンサル1年目というわけではないけれど、改めて自分の仕事の仕方を振り返るきっかけになったというか、良い面も気になる面も含めてちょと見直すことができたと思う。
以下、特にまとまりも主張もないけど気になったポイントを列挙。
個人的に腑に落ちたところ
「PREP」の型ってあまり意識したことなかったけど、まあ普通そうだよね。って思ったから内容自体は意識できてると思う。
同意。
特にフロントで話す立場になるとめちゃ分かる。
頼むから何か反応してくれ~という気持ちになる。
報連相の中で期待値のマネジメントを行うの大事。
私はこういう想定でここまで進めますよ、いいですね~というところを握っておかないと後が大変。
無報告は無進捗のサインといっても過言ではない(多分過言)。
自分が指示を受ける側の時はこれ意識できてたなと自負できるんだけども、いざ出す側になってみると結構難しかったりする。
実際にお仕事をしていても、事実すっ飛ばして解釈から話す人とか、全部すっ飛ばしてアクションだけ起こしてすべてを混乱させる人とかいる。
傘を持っていくだけならいいんだけどね~。みんなにいきなり傘売りつけてきたりすると困るね。
個人的に好きだったフレーズ
両者とも、揺るがない「ファクト」を見せることが大切という話。
根拠(エビデンス)を見せろという話はよくあるけれど、根拠の質っていうのも大切だよなと感じる。
先の「事実」、「解釈」、「アクション」を区別するという点にも通じるけれど、「解釈」と「アクション」は十人十色だとしてもその根拠となる「事実」は変わらない。
特に(顧客にしても上長にしても)ビジネス上の相手から信頼を得られるまでは自分の意見というのはあまり価値を持たないし、いかに信頼できる事実を積み重ねられるかが重要ですね。
個人的にあまり同意できないところ
そもそも「幕末の歴史の背景」や「坂本龍馬という人物像」を知りたいのであれば、当たるべき文献は司馬遼太郎の小説ではないのでは?
小説はあくまで小説、フィクションであり、そこから得られるのは小説を読んだという体験しかないと思う。
例えば、修辞法を学びたいとか語彙のヒントを得たいとか、そういう「小説を読む体験」を通して得られるもののうち何に重点を置くかという点では読むべき視点が変わるのも納得できるけど、記載の例はあまりいい例ではない気がします。
在るべき姿としてはそうなんですけど、実際のお仕事としては「セレモニーとしての会議」というのもあるし必要だと思うんですよね。
すべての会議に対して「チームワーク上の作業」を求めることはできないと思う。その「セレモニー」をいかに円滑に進めるかを事前にネゴる力が必要だよね。
(そこに至るまでに「チームワーク上の作業」としての会議をするべきなのはそれはそう。)
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