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ご家庭での、「失敗」の定義づけの重要性

保護者さんと面談をしていて、

「うちの子に失敗しろって言うんですか!」

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って、怒鳴られたことがあります・・・。

どうやらお決まりの、

「お子さんの意思決定を尊重しましょう」が、

カンに触ってしまった様子でした。汗

「子供に判断を委ねたら、失敗するでしょ!」

とのこと。うーんなるほど・・・。

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成功の対義語は失敗ですか?

お子さんが可愛いくて可愛くて

是非「成功」させたいとお考えなのでしょう。

こういった親御さんは「成功」の対義語は「失敗」であり、

「失敗」が続く限りは「成功」に辿り着かないとお考えです。

もしその考えが正しいのであれば、

間違いなく「失敗」は回避させ続けた方がいいでしょう。

でも、私には「成功」の対義語は「失敗」には思えません。

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事例で考えてみたい、失敗の正体

社内の講師で、書道の師範の資格を持っている人がいます。

彼は小学校時代から書道を習っています。

1枚の清書が書き上がるまでに、何百枚も同じ字を書いたそうです。

その中で、「これ!」と思えるものは2枚〜3枚程度なんだとか。

じゃあ、ボツになって捨てられる数百枚の半紙は無駄だったのか?

無駄ではないですよね。清書が出来るまでに、必要だったんです。

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有名な話では、

エジソンは電球が光るまでに2万回も実験をしました

では、電球が光るまでの実験は、無駄だったんでしょうか?

そんなことはないですよね。

この失敗があったからこそ試行錯誤ができた訳です。

エジソンも「電球が光らない、という発見をした」と言っています。

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失敗は成功へ至るまでの道のりにあるもの

こう考えると、成功の対義語は失敗ではないことがよく分かります。

失敗とは、

・成功に至るまでの道のりに存在するもの

・試行錯誤をするための教訓

であって、決して「避けるべきもの」ではありません。


ならば成功の対義語は、書道や電球の例で言えば、

「字を書かない」「実験をしない」

ということになりますね。つまり「行動しない」ということです。

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知らず知らずに成功の真反対へ

子供に失敗をして欲しくない、と言って、

あれはダメ!これはダメ!をやっていると、

気づけばお子さんは「何もしていない」

という状態になります。

失敗を恐れてチャレンジをさせないことこそ、

成功の真反対であることがお分かり頂けると思います。

可愛い子には旅をさせろ

とはよく言ったもので、

本当に自分の子が大事なら、

子供の意思決定を尊重し、どんどん挑戦させて、

失敗した時には痛みを分かち合って、

次に失敗しないためにはどうするのか、を

一緒に考えてあげるのがいいのではないでしょうか。

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そのためには

「失敗は、上手くいくために必要なこと」

という風に

ご家庭で「失敗」とは何かを正しく定義すること、

そして大人が貪欲に挑戦し、

成功までの間に「失敗」する姿を率先して見せ、それを証明してあげたら

とても素敵だと思います。

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