現状維持即ち後退

こんばんは。寒くなってきたが、いかがお過ごしか。

最近私は何か人生に現実感がないような、何もかもふわふわしたような状態にあった。

これはありえないことばかり起こって現実感がない、というような良い意味の時もあるが、そうではなくぼんやりと流されているような、嫌な感覚があった。

このままでいたら自分が自分でなくなるような、軸がなくなるような、過去のキラキラした気持ちを忘れてしまったような。

友人と話していても、なぜか満足感を得ることができない。「昔と比べて自信なくなったね」とも言われてしまいました。

それでここのところ時間ができたので少し考えてみて、ふと挑戦をしていない自分がいることに気づいた。

人間関係にしろ、自分の内面にしろ、新たなことに裸で乗り込むということがなくなっていたのだ。

それに伴い、未来に感じるワクワク感や全能感、自信がなくなっていると気付かされた。

そうなってしまった理由としては、二つ考えられる。

まず、「この程度やればいいや」ということが見えてしまっているから。どれくらい力を出せば最低限のレベルになるかわかり、悪い意味で要領の良さが身についてしまった。

また、人の事情を慮りすぎて身動きが取れなくなった。個人的にこの下半期は責任を取る立場になり、さまざまな事情を抱えた人がいるのだから、私が一方的な意見を持つのはどうなのか、こういう行動をとったらどう思うのかと、気を遣いすぎて行動に制限をかけていた。

こうした事情を加味するとある意味大人になったとも言える。

ただ、コロナと責任で身動きが取れない状態で、少し投げやりになっていた。

でもそれに気づかないまま、何となく1年間を過ごし、これでいいかと思うけれどどこか満足のいかない毎日を過ごしていた。

私は to be 人間で、自分がどうなりたいかを考えて行動するタイプだが、最近は What I want to beがわからなくなっていた。(to be 人間、to do 人間については過去記事「私の軸」参照)

それは単純に投げやりになっていたのかと思っていたが、よく考えると①他人を慮ること②忙しかったこと、による心の変化もあったのかもしれない。

でも、私は自分が好きな自分でいたい。

そのためには、時にストレスがかかったり孤独を感じたりしても常に挑戦して前進し続けなければいけない。

自分が世界の全てだと思い込みたい。自分が置いていく側で、振り回す側で、自分を中心に世界が回っているともう一度思い込みたい。

他人を慮るのも大切だけど、それが自分に全て返ってくるわけではないのだから。時には自己主張をして、わがままにある方が欲しいものが手に入る。多くの人は動いてくれる人を求めているから。

多動でわがままで自由で孤独でありたい。

2022年は、そんな再生の時期にしたい。何もかもまっさらに、恥を忘れよう。

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