【Eifer.inc】の企業ロゴ制作秘話
この度、合同会社Eiferの企業ロゴを制作いたしました。私にとって人生で3社目の企業ロゴ制作でした。
このような機会、出会いに本当に感謝です。企業ロゴ制作は、相手の人生に入り込んでしまったような不思議な感覚。
またこの感覚と、程よく気持ちい緊張感が常にまとい、背筋がピン!とする毎日を過ごしました。
今回、Eiferの皆さんとの出会いは突然で、最初にお話しした時の印象がとても新感覚だったのを覚えています。
新しい風を吹き込むEiferの皆さんと私のお話。
是非ご覧ください 💁♀️
【 青木そのか】
1998年11月17日生まれ。生粋のO型。
学生時代はトランペットに全集中。
現在は駒澤大学 法学部法律学科4年 、
東京デザインプレックス研究所商空間デザイン学科卒業。ベンチャー企業2社の長期インターンを経験後、学生スタートアップ2社の立ち上げに携わっており、現在はデザイナーとして企業ロゴやWebデザインを学びながら制作している。
【合同会社Eifer】
途上国での事業作りを通し、21世紀の人類が抱える社会課題に思いっきり取り組む会社。
現在は、モンゴルで現地の遊牧民の方とのキャンプ場経営やカシミアとウールのブランド構築・輸出、モンゴルのITタレントを起用したオフショア事業をメインとして行い、その売り上げをIT教育や大気汚染解決フィルターに投資している。さらに、アフリカやメキシコでは農家さんとマンゴーやコーヒーの輸出事業な事業ども行なっている。
ロゴ制作のきっかけ
ロゴ制作に至ったきっかけは、私の友人である義武くんでした。
彼とは以前、DATACTが主催する、マーケティングキャンプ(チーム毎に1週間かけてマーケティング戦略立案し、競うワークキャンプ)で出会い、同じチームメイトとして一緒に優勝を目指した戦友でした。
彼はそこでリーダーの役目を担い、チームをまとめ、導いてくれていて、それに対して私がリサーチャーとして沢山の情報を掻き集め、チームを前進させるような動きをしていました。
この、彼との連携プレーが毎日本当に楽しくて、必死になって学んでいたのを思い出しました。
そんな戦友から
ある日突然、LINEが届きました。
義武くん
「そのか氏やっほー、
今からサクッと話せたりする?」
この時点で何かを察した私。
速攻で折り返し、電話をしました。
そして伝えられたのが、現在義武くんが手伝っているEiferの企業ロゴの依頼でした。
なんとも嬉しかったのが
私を"友達"としてでなく、一人のデザイナーとして捉えてくれて、ポートフォリオを見た上でしっかり判断してくれたことでした。
そうして後日、ZoomでEiferの創業メンバー3名と会い、代表の野尻を中心に創業にまつわる想いや、彼自身の過去の経験や展望について伺い、そこから見えてくる彼の性格を言語化していきました。
(あと...代表の野尻くん、とっても熱心で面白い方なので、是非noteも見て欲しいです🔥)
ロゴ制作スタート!オンラインデザインワークに挑戦
ロゴ制作が決定した時に伝えられたこと、それは基本的にオンラインで今後制作を進めていく方針であることでした。
確かに。このご時世。
そしてEiferの皆さんの忙しさ...当たり前でした。
今までの私は実際にメンバーの方々と対面し直接ワークショップを行い、そこで生まれる対話の中からキーワードとなる言葉を抽出していました。
これがオンラインとなると正直不安でした。
しかし、オンラインだからといってデザインの質を落とすわけにはいきませんし、こんなことを言い訳にしたくないと思い、オンラインでのワークショップの設計を開始しました。
オンラインでのデザインワークショップは、miroというツールを使用しました。
miroは「アイディア出し」や「思考の整理」に役立つフレームワークのテンプレートが沢山存在します。
ロゴのアイディア出しを目的としていた一回目のワークショップでは、このテンプレートをすぐに利用する場面も想定できたため、miroをチョイスしました。
実際に、ロゴのアイディアに繋がるような質問項目を設け、それに対する解答をどんなものでも思いつく限り、沢山書いていただきました。
ロゴ制作中盤戦!アイディアの収束。
沢山のアイディアを発散していただいた後、
私の方でそのアイディアをキーワードやイメージ毎にまとめ、言語化し、収束していきました。
すると見えてきた、代表野尻の本当の思想。
それは
・正義感
・使命感
・自由
・真面目
でした。
自由な発想を好み、自分が楽しめるものならどんな努力も惜しまない。
その先で、誰かの為になれるなら。
人の為に頑張ることの楽しさを知っているEiferの皆さんは、優しく真のある正義感と、どんなことにも挑戦をする野心を持ち合わせていました。そんなメンバーを見て、なんだか海賊のように思えました。
そんな清らかで真っ直ぐな心を持つ、優しい海賊のイメージをEiferのロゴに表現したいと考え、ロゴのカラーは清らかな空色を選びました。
【空色】
Eiferの正義感、誠実さ、使命感を表し、
それを壮大に見せる
【株式会社Eifer】企業ロゴ
こうして色々な想いを巡り、
完成した企業ロゴがこちらです。
ロゴのコンセプトは『オール』×『舵輪』
Eiferは
途上国での事業作りを通し、海外と日本を貿易で結びつけ、21世紀の人類が抱える社会課題に思いっきり取り組む会社です。
社会課題に取り組むには、強い意志、心が必要です。Eiferという船を強くするには、要となるような物が必要だと考えました。
そして、Eiferに乗り組む船員達自身にも、個としての能力や固い意志が求められます。そんな船員は、船に頼らず自らの能力で船を前進させてくれる人だろうと感じました。
Eiferの船員達はきっと、既にオールを持っているだろう。
そんな考えから、個の意志の表れであるオールで、船のシンボルとなる舵輪を作りました。
この舵輪にテーマが決まってから提案した3つのカラー別コンセプトです。
代表の野尻は、一番上のロゴを選んでくれました。
創業メンバーが舵輪に宿した意思が、船員に自然と伝染するようなロゴです。
水平線のようにどこまでも伝わるロゴになるよう、想いを込めました。
その他の候補もちゃっかりご紹介
今回提案したのはA〜Eの5つのロゴです。
どれも海賊・海・正義感といったイメージを抽出したロゴです。
今回も、デザイナーとしてどれも愛着が残っているため、この場をお借りしご紹介させてください🙇♀️
それでは早速ご覧ください!!
A案
" Who steers ? "
こちらのA案がEiferのロゴに採用されました。
自分が漕ぐ!そんな強い意思と野心を表すオールと、船(Eifer)を前へと導く舵輪を掛け合わせたロゴです。
このロゴが、世界の誰かのヒーローのような存在になるよう、想いを込めて制作しました。
B案
" Only brave people can cross "
Eiferは、世界中を渡る会社。
渡り歩く為の凄まじい努力の裏側には、なんでも楽しむ野心が存在します。
そんな不屈の心に敵なんているのか?
そう考え、連想されたのがマンタでした。
そんな無敵なマンタが、水平線の先にある国まで駆け巡れるよう、連想し制作したロゴです。
C案
" Row yourself, go on your own "
世界中を渡るEiferに、絶対に壊れないオールを渡せば大丈夫。だって、強い意思を持った者が船員だから。
そんな気持ちから、オールによって作られた地球を制作しました。
これから世界を渡るEiferと、そんなEiferに乗り込む船員を表したロゴです。
世界中のを繋ぐシンボルとなるように想いを込めて制作しました。
D案
" The ocean accepts anything "
世界を渡り歩くEiferの、力強く残った軌跡を形にしたいと考え、連想されたのがこちらのロゴ。
強く大きい船が通った航路に残る細波を形にしました。
ただ渡り歩くのではなく、その軌跡を残して欲しい。
本質を貫く人が世界を渡った時、その軌跡はきっと美しいだろう。そんな気がしました。
きっとその軌跡が、いつまでも誰かの心に残る、ヒーローのような存在になるんじゃないかと思うのです。
E案
" Really hot flame is "blue" "
このロゴのコンセプトは炎。
Eiferメンバーの熱い心を形にしました。
冷静で、誠実で、正義感に溢れるその炎の色は青く綺麗なような気がしました。
その炎が、魂となり、他の船員にも宿るよう、制作したロゴです。
なんでも楽しむ野心家の彼らは、絶対に消えない炎のようです。
この炎が世界中の人々に飛び火するくらい、ずっと燃え続けて欲しい。
この炎が、誰かのヒーローのような存在になるよう、想いを込めました。
***
こうしてEiferの企業ロゴが公式に完成いたしました。選ばれたのはA案の舵輪。彼らから滲み出る素敵な人柄や、潜在的に持ち合わせる思想や明確なビジョンがあったからこそ、このように辿り着くことができました。
Eiferの皆さんと出会えて幸せです!これからも、よろしくお願いします☺️
さいごに
最後までご覧いただきありがとうございます!Eiferロゴ作成秘話、いかがでしたでしょうか?
そして現在、私は株式会社Tsuzucleのデザイナーとしてデザインを学びながら、沢山の作品作りをしています。
興味を持っていただいた方、お気軽にお声かけください!コメントなどお待ちしております。
そして現在も、企業のロゴ制作のお手伝いをしております!このお仕事を通し、たくさんの方とお会いしたいです。
是非よろしくお願いします🔥
よろしければ、他の制作秘話もご覧ください!フィードバックよろしくお願いします。
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