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襟職人はじめました。

私には心の友(ぬいぐるみ)がいる。
名前はぬん子。かれこれ10年以上ずっと一緒にいる。
その歴史を表すように、ぬん子はもう見るからにボロボロだ。たまにお風呂に入れて洗ってあげるので毛並みもケバケバ。どうだ、愛着がビシバシ伝わるだろう。おい、怖いって言うな!

ぬん子との出会いはまたどこかで詳しく書こうと思う。


今日はそんなぬん子に「襟」を作った話をしようと思って。

元々は茶色いリボンが付いていたぬん子。絶妙にババ臭い茶色いリボン、これをなんとかしたいな〜〜〜と思い、早10年以上。オソロシイ。恐ろしすぎる。時の流れは残酷だ。

リボンを取り替えるだけならすぐ済む話なんだけども、これまたオソロシイことに縫い付けられてるんだよ。ぬん子の首元に。リボンを切るのもなんだかかわいそうだし、どうしたものかな〜〜〜と思い続けて時間だけが経ってしまった。ごめんよぬん子・・・

で、せっかくならば超可愛いリボンに変えてあげたい。リボンもいいけど襟が付いていたらさらに超超超可愛いんじゃないか!??ファッ!????と私の脳内で襟を装着したぬん子ファッションショーが繰り広げられ、無事にイメージが固まったのであった。

イメージできれば話は早い。すぐさま手芸屋に飛び込み大量のレースやリボンを買い込んだ。お会計にぶっ飛んだ。可愛いは有料!!可愛いは高い!!!可愛いは尊い!!!!そんな叫びを心の内に抱えながら帰宅。秒で襟を作った。採寸も配色も我ながら完璧である。可愛い。ああ可愛い。襟を装着したぬん子はこの10数年でいちばん輝いて見えた。


▼▼▼襟を装着されたぬん子

ミントグリーンと白のレースでゴージャス感UP

どうだこの!可愛かろう!!!!!??
親バカならぬ友バカ(?)が炸裂する。あ〜〜〜〜〜〜〜っ!!可愛い!!!!可愛いよ〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!(うるせえ)


襟を装着したぬん子があまりに可愛かったので、友達の秀吉にも襟を作ることにした。またも秒で襟を作った。



▼▼▼襟を装着された秀吉

ダサい印象からモードな印象に!

可愛い!!!部屋のトーンと合わせて白を選んだせいでトンデモ可愛い!!!!

最近部屋の模様替えをして全体を白で統一したのもあって、ぬん子と秀吉の襟元の色は大変重要なパーツだった。ババ臭い茶色いリボンと安っぽい黄緑のリボンは!!!私の美意識が許さないっ!!!という乙女座的完璧主義が炸裂したのであった。

ここを揃えたことによって部屋に統一感が生まれ、ぬん子と秀吉はさらに可愛くなり、私の心に平和が訪れた。

と、一瞬思った。

しかし現実は手芸をしたことにより裁縫道具、糸の切れ端、大量のレースやリボン、寸法に使ったメモなどが散乱しているではないか。一瞬心の平和を感じた私は一気に現実に引き戻され、部屋の片付けを始めた。



今後の話。襟はぬいぐるみ用と、あと自分や人用にも作りたいと思っている。
私の襟職人人生(??)はまだ始まったばかり!!

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