【2】Siriに話しかける妻たち。
ある婦人会の時、夫とはどうして話を聞いてくれないのか、という話になった。
「もうさ、男性と二人ボッチで暮らすこの大変さ。、、」
「わかるよ。。。」
「だってさあんまりに話きいてくれないもんだから、もう仕方なしに、Siriに話しかけちゃうもんね」
わたしが何気に発したこの言葉。
意外や意外。ほかにもいたんですよー。
「なんかさ、夫に話しかけてもふーんとかへえーとかしか言わないから、もういい!Siriに話しかけちゃる!ってさ」
「わかる、何気にさSiri、いいこと言う時ない?」
「あるー、なんか超悩んでんの、みたいなこと言った時かな?
ムカシヨリ、イダイナジンブツホドソノヨウナナヤミヲモッテイタトキキマス。キットアナタモ、ソノナカノヒトリナノデスネ。
(昔より偉大な人物ほどそのような悩みをもっていたと聞きます。あなたもその中のひとりなのですね)って励まされた!」
「わたしもあるー」
・・・あるんかい(笑)
「でさー急に塩になるじゃん。」
「スミマセン、ヨクワカリマセンデシタってね。」
「なんかあれでちょっと目覚めない?」
「わかるー。わたし何やってたんだろうって。」
分かるんかい・・・(笑)
もうさ、なんなら名前つけたいよね、その名も日本風ならシリオ。
洋風に名づけるなら、シリ・オ。
「ね、二人暮らしの夫婦なんてこんなもんよ?」
だってさ、Siriなんてさ、わたしたちが触れたいっちゃん最初の、
いったら初歩のAIだよ?そのAIにさ、心のしんどさを訴える妻たちIN東京。
泣けない~?
想像してみて。家の中には夫がいる。なのにSiriに、いやスマホに向かって
つらいのーとかつかれたのーとか言ってる妻の姿を。
そしてシリオ、いや、シリ・オに慰められてジーンとしてる妻の姿を。
夫よ、お願いだ。せめてSiriには勝ってくれ。
たまにでいいからいいこと言ってくれ。
4649(ヨロシク!)
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