アサーティブ・コミュニケーションのすゝめ
こんにちは。なごみ地蔵です☺️
本日は、「言いたいことが言えるようになりたい」と思っている方に向けての記事です。
以前、【HSP】を知って生きやすくなった話の記事で軽く触れたアサーティブ・コミュニケーションについてご紹介します。
耳なじみのない言葉だと感じる方もいるかと思いますが、HSPの人も、そうでない人にも、広く普及するといいな、と思う考え方なので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!
アサーティブ・コミュニケーションを知ったきっかけ
私がアサーティブ・コミュニケーションという言葉を初めて聞いたのは、卒業後も気にかけていただいている大学の教授と話をしていた時でした。
はっきりNOを言えない性格が災いして、社会人生活で辛い思いを繰り返していた私に、「自衛の手段として、アサーティブネスの習得をするのが良いと思う」とアドバイスしていただきました。
アサーティブネスを実践的に学ぶ講座があることを教えていただいたのですが、社会人生活の浅い私にとっては、料金が高く感じました。
そこで、地元の図書館で『アサーティブ・コミュニケーション 言いたいことが「言える」人になる』という本を借りて読んでみました。
アサーティブネス(Assertiveness)とは
自分の気持ちや意見を、相手の気持ちも尊重しながら、誠実に、率直に、そして対等に表現すること
①誠実…自分自身に正直になることで、相手にも誠実になれる
②率直…遠回しではなくストレートに、相手に“伝わる”言葉にする
③対等…上から目線でも卑屈でもなく、態度も心の中も対等に向き合う
④自己責任…言った責任・言わなかった責任は、自分が引き受ける
大事なのは、「本当に必要なこと、伝えたいと思っていることを、適切な言葉で伝えられる」スキルで、性格を社交的にするといったものではありません。
アサーティブな伝え方は、スキルとしての側面もありますが、支えているのは、誠実に、真摯に、相手と向き合おうとする心の持ちようです。
※特定非営利活動法人アサーティブジャパンのホームページを参考に記述しました。
『アサーティブ・コミュニケーション 言いたいことが「言える」人になる』を読んで心に残ったこと
この本の中で、本来なら誰もが自由に主張し、選択することができる考え方として、“When I say no, I feel guilty” (Manuel J. Smith, Ph.D) の[A Bill of Assertive Rights]項目より翻案した、日常生活に生かせる11項目の選択肢が一番印象的だったので、紹介したいと思います。
1.どのように行動するか、どのように考えるか、どのような気持ちを抱くかは自分自身で決めていい。
2.自分の行動を、説明や言い訳をせずに実行してもいい。
3.私は、他の人が困っているとき、助けるかどうかを自分で判断してもいい。
4.私は、途中で考えを変えることができる。
5.私は間違うことができる。そして、その責任を自分で果たせる。
6.私は分からないことを「分からない」と言うことができる。
7.私は人と付き合うかどうかを判断するとき、その人が向けてくれた好意と関係なく決めることができる。
8.私が決断を下すとき、必ずしもそこに論理的な理由がなくても構わない。
9.私は人と意見が異なるとき、「そうは思わない」と言うことができる。
10.私は「気にしない」と言うことができる。
11.私は、罪悪感なく断ったり、反対したりすることができる。
最後に
あまり馴染みのない人が多いと思われる「アサーティブ」について、今回はご紹介しましたが、いかがでしたか?
興味を持った方はぜひ、アサーティブジャパンのホームページや、アサーティブに関する本を読んでみてください。
どのように伝えたらいいのか、という具体例もシチュエーションごとに紹介されているので、日常生活に活かせるヒントがきっと見つかると思いますよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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