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スマホから時間を取り戻す4つの対策

最近忙しく時間がないんだよね。

これまでたくさんの人から聞いたセリフだし、私自身何度も使った言い訳です。

恐らく多くの人が感じているであろう、「時間がない」という状態。

しかし実は”勘違い”である可能性が高いのです。

今回のテーマは、「スマホとの付き合い方」ですが、まさにスマホがあなたから時間を奪い取っている正体です。

意外と理解していない、無意識にスマホに使ってしまっている時間から、自分の時間を取り戻す方法など、なるべく手短に話していきます。

是非読んでみてください。

スマホに奪われている時間は膨大

先日次のような記事を目にしました。

”アップルの調査によれば、平均的なiPhoneのユーザーは、1日80回もロックを解除するのだと言います。
これは1日の稼働時間が15時間だとしても、約11分に一回は、何かしらスマホを見ているという計算で、1日に何度も何度もSNSなどを見てしまうのは、自分の集中力の無さが原因だと思ってしまいがちです。”

参照:普通の人は1日80回スマホのロックを外す「SNSに人生の20%の時間を奪われている事に早く気づけ」

1日80回もスマホの画面を開くのは流石に多くないか?

そう思ったのですが、この記事を読み終わり、仕事に戻るとちょこちょこスマホのロック画面を開いている自分に気がつきました。

”約11分に一回”という数字は決して大袈裟ではなく、リアルにそのくらいの頻度でスマホを眺めていたのです。

これに気がついた時に「これはやばいな」と思ったのが、今回この記事を書くことになったきっかけなわけですが…

あなたには「スマホに時間を奪われている」という感覚はどのくらいありますか?

「時間がない」

目標としている行動が取れなかった時によく聞く言い訳の一つですが、その原因はスマホに時間を奪われていることにあるのかもしれません。

今回の記事をきっかけに、スマホとの付き合い方を考え、自分の時間を大切にできる人を増やせれば幸いです。

小銭取りのスリのように、巧妙に時間を奪っていく

そもそも、スマホのデザインやアプリ、SNSは

ユーザーの時間を奪うこと

を目的に作られています。

アプリやSNS内で過ごす時間が多くなるほど、ビジネス効果が高まるので当然の設計とも言えます。

しかもアプリやSNSは世界屈指の頭脳を持つ人達が研究して作っているので、我々一般人がその誘惑に勝つのはほぼ不可能です。

さらに怖いのは、

「時間を奪われている」という感覚はあっても、奪われている時間をかなり少なく見積もってしまうことです。

仮に11分に1回スマホのロックを外し、SNSにアクセスしても、その1回では5分とか10分とか、あるいはそれ以下の少ない時間しか使わないことも多いと思います。

しかし、それが80回積み重ねればどうなるでしょうか?

ここでは5分のSNSチェックを1日に80回行ったと仮定します。

5分×80回=400分(6時間40分)

なんと6時間40分もの時間を、SNSの中で過ごしてしまう計算になります。

もちろん80回のロック解除のうち、全てがSNSチェックということはありえません。

LINEやメールチェック、調べ物なども含まれ、ごく短時間のものもあるでしょうから、数字は上下すると思います。

ですが、「たったの数分だし」と思っているスマホチェックがどれだけの時間をあなたから奪っているのか、何となく見えてきたと思います。

怖いのはまさにここです。

短時間の行動でも積み重なった時に膨大な結果を招く

ここに罠があるのです。

この章の見出しのように、スマホは「小銭取りのスリ」みたいなものだと思うのです。

10万円を盗まれそうになれば、猛烈に対抗するはずですが、たったの100円であれば「まあいいか」と流してしまうかもしれない。

ですが、たったの100円でも80回積み重なれば、8千円
1000回積み重なれば、10万円です。

小さく奪われていくと、「奪われている」という感覚が希薄になり、奪われていることにも気づきにくいものです。

まさにスマホと同じですね。

ですが、「積み重ね」の力は侮ることはできません。

自分の時間を取り戻そう

ここで一旦冷静に考えてみてください。

スマホを眺める時間はあなたの人生にとってどれだけ重要でしょか?

あなたには目標や理想とする人生がきっとあるはずです。

その理想はSNSやアプリに入り浸ることで叶えられるでしょうか?

…多くの人が「NO」なはずではないでしょうか。

もちろんSNSやアプリに使う時間を0にすることはできないし、スマホの存在時代は私たちに大きな価値を与えてくれています。

ですが、スマホを見ること以上に大切なこと、

自分の頭を使って考えたり、創造力を磨いてくれる体験をしたり、思いきり遊ぶことなど、こういった事に使う時間の方が貴重なはずです。

休日に映画でも観てリラックスしようと思っていたのに、スマホに注意が奪われ、リラックスタイムが侵された経験のある人も多いと思います。

スマホとの関係を断つことはできなくても、

スマホから距離を置く時間」を作ることはできるし、それはとても有効なことだと思います。

おすすめのスマホ対策4選

では最後に、スマホから時間を取り戻すためのオススメの対策を4つご紹介します。

もちろん私も実践し、効果を感じたものですので、ピンときたものがあれば是非試してみてください。

おすすめのスマホ対策4選

1.通知をOFFにする
2.スクリーンタイムを設定する
3.SNSを毎回ログアウトする
4.カバンの中に入れておく


それぞれ簡単に説明します。

1.通知をOFFにする

LINE、メール、アプリ、SNS。

これらは通常の設定だとメッセージがある度に「ピロン」と通知が来るようになっています。

この通知を全てOFFにしてみてください。

「いやそれは…」

と思う人もいると思いますが、あらゆるスマホ対策の中で「通知OFF」が最も効果的であることを私自身強く体感しています。

今まであれば通知が来る度にスマホに注意を奪われていましたが、それがなくなる。

通知がないことの心地よさを是非体感してほしいです。

特に集中して仕事をしたい場面にはすごく有効です。

通知OFFにすると仕事の連絡や、プライベートの急な連絡に気づかなくなることを心配する人が多いですが、これも意外と大丈夫です。

その場で見れなくても、「LINE、メールをチェックする時間」を前もって決めておけばその時に確認できます。

それに、その瞬間にすぐに返事をしなければいけない急用など、ほとんどないのではないでしょうか?

私自身連絡に気づかないことの不安はありましたが、後で確認して連絡すれば大丈夫でした。

2.スクリーンタイムを設定する

スクリーンタイムというのは、アプリの使用時間を制限する機能のことです。

分単位で使用時間に制限をかけることができ、延長したい場合には延長を許可することができます。

結局アプリの使用時間を延長できるので、これで全てが解決することはありませんが、何の制限もないよりかははるかに効果的です。

制限時間が来たら、一旦アプリの再生などが止まるようになっていますし、その瞬間に「まだ続ける?それともやめる?」という選択を迫られます。

これによってアプリの使用をやめる選択ができる場面もあるでしょう。

さらに、延長許可の際にパスコードの入力設定をしておき、そのパスコードを他人に設定してもらうとさらに効果的です。

自分ではパスコードを知らないから延長を許可できませんし、パスコードを聞くためにわざわざLINEするのも面倒臭いからです。

ここまでやると「スクリーンタイム」はかなり強力な防御策として機能してくれます。

3.SNSを毎回ログアウトする

Instagramなどを見て、閉じる際にいちいち「ログアウト」することをおすすめします。

理由は、開く際に毎回ログインしなければいけなくなり、SNSを開く心理的障壁を高められるからです。

さらにパスワードを複雑なものに設定し、その上毎回手打ち入力するようにすれば、より効果的です。

パスワードはいつも使っているものや、短いものに比べ、長文で複雑なものにする。

そしてそれを自動入力ではなく、手打ち入力にすることで、

こんなパスワード毎回打つのめんどくさい。じゃあインスタ開くのやめよ

となる確率を高めることができます。

特に理由もなくSNSを何度も開いてしまうのは、開く難易度が低いからです。

前述のように、開く難易度を高めてしまえば気楽にアクセスできなくなり、結果SNSに使う時間を減らせるというわけです。

4.カバンの中に入れておく

これは自宅で作業したい場合に特におすすめです。

カバンや、引き出し、部屋の外に出して「スマホを視界に入れない」ことが重要です。

通知OFFやスクリーンタイムももちろん有効ですが、足りない部分もあります。

それが、スマホ自体は見えてしまうこと。

スマホは「人間に触ってもらうため」に設計されていますから、目に入るだけでも触りたくなってしまうのです。

特に理由もなくスマホを手に取り、LINEを開いてしまうのはこのせいかもしれません。

究極の対策はそもそも「視界に入れない」ことです。

視界に入らなければ、「触りたい」という欲求も出て来ませんから、作業の集中を妨げる力も弱まります。

「この時間は集中したい」そんな時には是非実践してみてください。

今日からすぐに集中力が上がることをお約束します。

まとめ

毎日にイマイチ充実感を感じない。

惰性で生きてしまっている気がする。

そんな風に現状に納得いっていない人には、これまでの話の通り「スマホとの付き合い方」を見直してみるのがおすすめです。

一日の中で多くの時間を費やすスマホにこそ、工夫や対策が必要です。

これまでのように無意識に使ったり、意志の力でスマホに抗おうとはせず、

正しい戦略で向き合ってみてください。

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