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ep03 バストアップ(構図)

「バストアップ」
まず初めに胸を大きくする方法では、ありません。
イラストにおける構図の事です。

さてさて、早速だが本題に入ろうと思う。
私には、バストアップのイラストばかり描いていた時期がある。
まあ大体4年間ぐらい、それが続いた。
そう割と長いのだ、、、はぁ、、、

では、何故そうなったのか話していこうと思う。




「呪いの始まり」
摸写をよく描くようになってから、他人の模写も色々と見るようになった。
その中にバストアップの模写は、あった。

アニメの模写でバストアップ率は、
インターネットとかで検索かけて貰えれば、分かると思うがかなり多い。

当時の私も、その構図をよく見かけた。
それで、「よし、この構図で描いてみよう」と、
思って某アニメキャラの胸から上だけを模写してみた。

それが、これなのだが。

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どうだろう下手だった当時にしては、
なかなか良い感じに出来ているのでは、ないだろうか。

出来が良くなった理由としては、
体を描く集中力を、顔だけに回せたからだと思う。
他にもバストアップは、キャラクターの顔や表情を見せるプロも使う構図なので、初心者が何も考えず意図しなくても、それっぽくなってしまうのだ。

簡単に作品ぽくなるし、
楽しく描ける顔だけ描けて、苦手な体を描かなくていい構図。
そんな理想的なものがあれば、使わないない訳がないのだ。
そうして、ここから絵を描く際の構図のほとんどが、バストアップになってしまた。

まあ、ここまで読めば分かるとは思うが、苦手から逃げたのだった。
ちなみに後半は、さらに肩すら描かず首から上(顔)しか描かなくなってた、、、




「良い経験になってたら呪いとは、言わない」
苦手な部分を描かない、
描かなければ上達なんてするわけがない、下手なままなのだ。
そのくせ、描いてる部分は、上達する
それが取り返しのつかない事に繋がるのだ。

いざ、苦手から逃げるのを辞め挑戦してみた時のことだ。
普通に考えればわかる事だが、
描いて上手くなった顔に描かないで下手なままの身体が合う訳はなく、
アンバランスなものになってしまう。

初めは、お気楽に「少し描いたら馴染むべ」と考えていたが、
そんな訳なく、馴染まない。

それもそのはず、身体を描く時、必ず顔も描く。

そうなのだ、だから顔と身体の差は、なかなか縮まらないのだ。
はぁ、こればかりは凄く後悔した。
短いとは言えない時間を、ロスすることになったのだ。
ちゃんとバランス良く全身を描いていればこんな心配は、
しなくて済んだのである。

アナログ時代は、ずっとこの呪いとの戦う事になり。
これからのEP(エピソード)でも当分は、それを背負っているのだ。





「もしも過去の私に注意するなら」
まず、「隠そうとするところは、苦手なとことだから頑張って描け。
下手でもポケットとかで手を隠すな」
「バストアップのイラストでもいいから、せめて手は入れろ」
ここまでが、第1で「苦手でも描け」です。

次に、「小さくなってしまうパーツは、興味が弱いところだから
一番頑張って考えるところだぞ」
第2が「どこに興味があって、どこに無いのか」の分析です。

最後に、「得意なポーズ、構図だけしか描かないのは、やめろ」ですかね。





「最後に」
今回は、バストアップの構図と後悔について話しましたが、
バストアップの構図が悪いって事は、全くありません。
キャラクターを魅せる、とても大事な構図なので
勘違いされない事を願います。

それでは、また次回のエッセイでお会いしましょう。




著者 敗残兵A

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