ep02 オリジナルキャラクター
「自分だけの主人公」
貴方には、居ましたか。
別に主人公でなくともヒロインとかボスでも良いが、
オリジナルキャラクターを考えたり、
実際に生み出(デザイン)した事は、ないだろうか。
ちなみに私は、ある。
と言っても仕事とかでキャラクターをデザインした訳では無く、
趣味の範囲でなのだが。
さて、オリジナルキャラクターの話なのだが、
初めて描いたキャラの話をしようと思う。
先に絵を描き初めて割とすぐに、
描いた物語も設定も何も決まってない主人公、
花桜ギンというキャラクターを見てもらおう。
そう初めて名前を付けたキャラクターでもある。
やはり名前を付けると愛情が沸くものだ。
さて、このギン君なのだが、
オリジナルキャラクターと言いつつも実際は、
その時、気に入ってたアニメや漫画のキャラをモデルにして作っているので、ほぼパロディみたいなものなのだ。
まあ、とんでもなく下手なお蔭でモデルとは、似てないのだが、、、
と、そんな思いで話は、後にしてだ。
「キャラクターデザイン」
当時のギン君のデザインだが、画力が無くて下手なのは、
置いておいて足りないものがある。
それが何か分かるだろうか。
結論から言おうと思う。
当時のデザインに無いのは、情報である。
情報と言ってもパースやデッサンの狂いでは無く、このキャラクターの性格や職業どんな世界の住民か、といった情報の事だ。
じゃあ何故そんな情報が必要なのか、まず服装から見てみよう。
当時のギン君は、1枚のドッグタグに大き目な長袖になっている。
だが本来ドックタグは軍人が付けるもので2枚1組の認識票(本人確認する物)なのだ。
だから軍人ならばドックタグの枚数と服のサイズが変で、
一般人でアクセサリーならドックタグである必要性がないのだ。
このようにキャラクターの背景が決まっていないとデザインもめちゃくちゃになってしまう。
顔や表情もそうだ。
性格や年齢を決めたあげる事によって、よりデザインがしっかりする。
年齢にあった顔のパーツ、性格にあった表情などなど。
それと目なのだが、四白眼を使ってるが、これも驚きや人相の悪さをイメージさせるパーツで意図がないのに使っているのは、変だったりする。
とまあ、こんな感じだ。
さてさて、これらを踏まえて今回は、比較の為に新しくギン君を描き下ろしたので、それを見てもらおうと思う。
「比較」
かなり印象は変わったが、
このキャラクターの背景が見えるようになったはずだ。
大まかな年齢、職業、性格など、描き手が意図した情報が伝わってこないだろうか。
まあ色がある分、情報が増えたて事もあるとはおもいますが、、、
そんなところで一つ、注目していただきたいパーツがある。
実は、コンセプトが変わっていないパーツが存在するのだ。
それは、髪形である。
それは何故かと言うと、初めから唯一決まっていた主人公てのが関係してる。
主に少年漫画系の主人公のデザインは、他のキャラと差別化を図る為に派手にしたり癖を付けたりするもので、ギン君も同じでシルエットを意識した派手な髪形を採用していた。
ほかに色とかも意図があって、その色にしているので考えてみてい頂ければと思います。
そんな訳で、キャラクターをデザインするにあたって情報とは、とても大事なのである。
とまあ、ここまでキャラクターデザインについて思う事を話してみたが、
どうだっただろうか。
少しでも参考になれば良いな、と思う。
以上。
「余談」
それと今回は、キャラクターデザインの話をしてるが、イラストでも同じでレイアウトから色まで全てに描き手は、どうしてこうしたか意図があるものです。
ちなに私は、長い間それらに気付かず伸び悩んで、、、、、
いや、悩まなかった所為で成長しませんでした。
「おまけ」
過去のキャラデザを折角だから、ここ限定で公開して今回のエッセイを終わりとします。
でわでわ、どーぞ。
それでは、また次回のエッセイでお会いしましょう。
またね。
著者 敗残兵A
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