締め切りが近付かないでもやる方法

良く言われることですが、夏休みの宿題に手を付ける時に

・A、終わり近くにならないと宿題に手を付けず、最後に一気にやる
・B、コツコツと毎日進めて計画的に終わらせる

のどちらがのタイプなのか、と言う話があります。

自分は本質的には「A」のタイプです。
なので、もし「B」のように計画的にやっていたとしても、心の中では「A」のようにやりたいと思っています。


ただし、この「締め切りギリギリにならないと手を付けない」も、二つに分けることが出来ます
・A1、ギリギリに始めるが最後にはきちんと終わらせる
・A2、ギリギリに始めるが結局終わらせられない


自分は「A1」なので、最後には結局終わらせることが出来ます。
周りから見ると、「どうせ終わらせられるなら、早めに手を付けたら良いのに」と言われるような状況です。
では、それをしたくないのは何故なのか、を考えてみましょう。


自分にとっての「A1」は、正確に言うと、このように言い替えることが出来ます。
・締め切りギリギリにならないと始めない

・締め切りギリギリにならないと、本気が出せない

・締め切りギリギリにならないと、緊急な状況だと実感できないので、本気を出す気にならない


つまり、本当の問題は、始めるタイミングではなく、「本気でやる状況だと実感できるか?」だと言う事です。

逆に言えば、「緊急な状況だと言う実感」があれば、本気を出す気になり、その嘘偽りの無い緊張感で物事を進めることができる、と言う事です。

例えば、100日後までやるべきことがあったとします。
必要な作業をそれぞれのステップに分けて、それぞれに掛かる期間をきちんと計算したところ、合計で98日掛かりそうだとします。

すると、「締め切りから逆算すると、今、手を付けないとまずそうだ」と言う事が分かり、「事実上、今が締め切りギリギリだ!」と言う理解/実感が湧くでしょう。

すると、「締め切りギリギリでなくても、緊急な状況だと実感できるので、本気を出す気になる」ということで、早めに手を付けることができるでしょう。

「でも、それだと、実際にはギリギリに始めているようなものでは?」、「徹夜とかはしないで済むかもしれないけれど、結局余裕を持って何かを始めることは出来ないのでは?」と言う疑問もあると思います。

そう、その通りなのです。


「締め切りギリギリだと言う実感が無くても始める」ためのやる気は、結局「本気で興味を持って、自分がやりたいと感じているか」に掛かっていると思います。
「他のことよりも優先して、すぐにでもやりたい!」と言う気持ちがあれば、そもそも後回ししないからです。

と言う事で、
「本気を出すべき状況だと実感する」
「すぐに始めたいと思うくらい興味のある事をする」

と、自然に本気ですぐに物事に取り組めるのだと考えます。

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