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2022/08/21(日)ロマンシング サガ オーケストラ祭 2022 夜公演@東京芸術劇場

池袋の東京芸術劇場で「ロマンシング サガ オーケストラ祭」を観て来ました。
2020年の開催、2021年の配信に続き、2022年は会場での有観客の開催で、無事に開催されて本当に良かったです。

次々と押し寄せる音楽的感動と興奮に、何年か振りに頭も心も飽和状態になるほど感激しました。
1階前方と言う音量も充分な環境で、血の通った音楽を本気でぶつけられる凄まじい体験。最高でした!

第一部

原曲の素晴らしさは言うまでも無く、音楽性とぴったり合ったオーケストラでの演奏に、勇壮さやスケールの大きさを感じると共に、「迷いの森」や「氷湖」でのハープやピアノでのファンタジックで繊細な雰囲気も感じられて、毎年開催し続けて欲しい素晴らしさです。

「四魔貴族バトル1 ~ 四魔貴族バトル2 メドレー」は、まさかの原曲をも上回る速いテンポでの演奏で、縦の線もぴったり合いながらも、凄まじい音量での演奏。指揮者のテンションも最高レベル。

続く「ポドールイ」はリ・ユニバースで使用されていたヴォーカル入りの美しいヴァージョン。透明な歌声に聴き入ります。

「四魔貴族バトル」のメドレーの時点で圧倒されていた気持ちが、第一部本編最後の「ラストバトルメドレー」でさらにダメ押しを連発され完全に容量オーバー(?)になりました。
この時点ですでに満足感的にはチケット代を上回っている感覚です。

第二部

まず「邪聖の旋律」での生パイプオルガンに感動。

続く「最終試練 ~ 死への招待状」では、何と岸川恭子さんのヴォーカルによるメロディ歌唱と言うスペシャルヴァージョンで、これもまた神々しさとは別の、戦いに挑む人の熱量を感じる素晴らしいアレンジ。

「熱情の律動」では、岸川さんのヴォーカルの熱さに呼応するように、指揮とオーケストラのテンションも上昇、手拍子を促し左右に走るパフォーマンスも含めて、ここで終了でもおかしくない盛り上がりでした。

続く「メヌエット」では、山崎まさよし氏本人によるギターと歌が聴ける贅沢さ。
現地では、この時点であまりに濃過ぎて現実感が無くなっていました。

本編最後は「女道化師イマゴール ~ オリアクスー世界を穿ち、時を射る者ー メドレー」。
自分は少し前にリユニバース自体は休止していたので初聴きなのですが、これが凄まじい破壊力…。
KOCHOさんの透き通った歌声が、「ポドールイ」では安らかな天使のようなイメージだったの対し、こちらはすべてを滅ぼしに降り立った天使のような恐ろしい美しさ。
「ゲーム音楽にしては凄い」ではなく、あらゆる音楽経験の中でも最高レベルの衝撃と感激の経験でした。

アンコール

祝福のイメージを受ける、3の「エンドタイトル」。
そして、イトケンさんのピアノ生演奏に涙腺が緩む、3からの「エピローグ」。

パシフィック フィルハーモニア東京の圧倒的な演奏力、指揮の松沼俊彦さんの人間的な暖かさと熱さの伝わる指揮、司会の結さんのファン目線での熱量伝わるMC。
プロデューサー河津さん、市川さん、陰ナレのペンギンズ ノブオさん、そして作曲者のイトケンこと伊藤賢治さん。

全員の人柄と、真っ直ぐな情熱と愛情によって、最初から最後まで本当に素晴らしい時間を過ごせたコンサートでした。

■セットリスト

・第一部

  1. オーバーチュア~オープニングタイトル From ロマンシング サ・ガ

  2. 迷いの森 ~ 下水道 メドレー From ロマンシング サ・ガ

  3. 帝都アバロン ~ 皇帝出陣 メドレー From ロマンシング サ・ガ2

  4. 氷湖 ~ オーロラ メドレー From ロマンシング サ・ガ3

  5. アビスゲート ~ 四魔貴族バトル1 ~ 四魔貴族バトル2 メドレー From ロマンシング サ・ガ3

  6. ポドールイ -RS Version- From ロマンシング サ・ガ3 (Vo. KOCHO)

  7. 最終決戦! -ラストバトルメドレー from ロマンシング サ・ガ1~3

・第二部

8. 巨人の里 ~ 邪聖の旋律 メドレー From ロマンシング サガ ミンストレルソング
9. 最終試練 ~ 死への招待状 メドレー From ロマンシング サガ ミンストレルソング (Vo. 岸川恭子)
10. 熱情の律動 From ロマンシング サガ ミンストレルソング (Vo. 岸川恭子)
11. メヌエット From ロマンシング サガ ミンストレルソング (Vo. 山崎まさよし)
12. 聖王廟 ~ 魔王殿 メドレー from ロマンシング サ・ガ3
13. 女道化師イマゴール ~ オリアクスー世界を穿ち、時を射る者ー メドレー From ロマンシング サガ リ・ユニバース (Vo. KOCHO)

・アンコール

14. エンドタイトル From ロマンシング サ・ガ3
15. エピローグ From ロマンシング サ・ガ3 (Pf. 伊藤賢治)

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