本のタイトルに惹かれる時

どこかで、「本屋などで自然に本のタイトルに惹かれる時は、それが今の自分にとって必要な本」と言う考えを読んだことがあります。

確かに、普段なら気にならなかったり、気付かなかったような本に、急に気が付いて興味を引かれる時、というのがあり、そういう時の「自分の気持ちにぴったりだった」と言う経験は何回もあります。

「無意識に自分にとって必要なものを選んでいるのでは」と言う説を読んだことがあり、それもありそうだと感じます。


もうひとつ思うのは、それが「本屋で見かけた本のタイトル」だと言う事の意味です。

人間と違って、本の方から声をかけてくれると言う事が無いので、キャッチコピーとは言え、あくまで自分の意志で選ぶことになります。

それが、装ったり隠したりすることの無い本音での選択に繋がるのはないか、と感じます。


相手が人間であれば、それが自分にとって何か感じる相手だとしても、そのままストレートにコミュニケーション取れるとは限りません。
しかし、本ならば正直に気になったものを手に取れば良いので、自分に嘘をつく必要は無いですし、他者の目を気にする必要も比較的少ないでしょう。

そういった意味で、自分の本音での選択に近くなるのではないかも感じます。


※ちなみに、自分の経験談で、最近タイトルに惹かれて買って良かった本は「「大人になりきれない人」の心理」(加藤 諦三 著)でした。

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