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人の持ち味を活かす

春は天から光と雨という恵みを得て、地の栄養を吸収し、草木がそれぞれの持つDNAに従って芽を出し成長を始めます。

人間も同様で、「天」親や先生そして上司から愛情を注がれ、「地」役割や仲間を得て、「人」それぞれが唯一無二の持ち味を開花させていく。

これが社会や人的資本経営の有り様ではないでしょうか。

我々は自分や他人の欠点はいくらでも見つけられるのですが、長所や持ち味を見出すことはとても苦手です。

それは日頃から欠点を見つけて指摘する習慣が身についているからでしょう。特に昭和の人間は子供の頃から社会人になってもダメ出しをされて育って来たことが、ハラスメントにも繋がっていると思います。

令和の時代では、人の良いところを見つけて「いいね!」「Good Job!」という言葉を口にする習慣化が大切だと思います。


i・PLACE 「メンターとしての中国古典」より

「足るを知るものは富む」という老子の言葉があります。

この言葉を「不平不満を言わず、現状に満足し感謝しなさい」と解釈もできますが、「人を羨むのではなく、自分が気付いていない持ち味を理解しそれを活かせば未来が拓ける」と解釈してはどうでしょうか。

持ち味は自分の武器となるものであり、それを認識し研ぎ続けることで優位性を築き豊かになれる。

これこそ戦略思考であり、会社の経営にも通ずるところです。



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