見出し画像

カフェや喫茶店がもたらしてくれたひととき (16日*色の日のいろいろ-140字小説-)

つい最近、140字小説の存在を知りました。
それも、X(旧Twitter)ではなくnoteを通じて。

そこで今回は、カフェ・喫茶店×色×心 の140字小説を作ってみました。
もしやこのお店?とお分かりいただけるものも、あるかもしれませんよ^^



青い食器は、ここにぴったり。見た目も量も味も上品なクロックムッシュ。こだわりの濃く深めのコーヒー。この2つでお腹も心も本当に満たされるのは、店主の腕と色の力の相乗効果だな。四字熟語がスッと出てくるのも、きっとそう。ただでさえ遅いのに、海辺のテラスで佇むかのように口に運んでいた。


「申し訳ございません。」「いえいえ。では、りんごジュースをお願いします。」店員さんとママが話した数分後。「お待たせいたしました。」見たことのない大きさのりんごジュースが、僕の前に置かれた。「ここはお子様メニューがないから、今日は特別ね。」幸せってよくわからないけど、こんな色かな。


まだ祖父がいた頃。頼んだかき氷で向かいが見えなくなって、大笑いした。店舗もメニューも増えたけど、赤いソファに座ると、祖父のコーヒーと私のオレンジジュースが並んだ。「変わらないね。」懐かしい声に、「みて!」と息子のはしゃぎ声が重なった。今度おばあちゃんとママと来たら、かき氷頼むね。



いかがでしたでしょうか。
ゆったり、ほっこり…など、心地良い気分になっていただけたのでしたら幸いです。

こうした思いつきを投稿してみようと思えるのは、noteの居心地の良さならではですね。
まだ挑戦し始めたばかりですが、今後も楽しく投稿できればと思っております。


※ちなみに、カフェと喫茶店には、名称のみでなく明確な違いがあったそうです。

(最終閲覧日:2024年1月16日)

そうしたお店での経験を元に創作を、と思い立ったものの。
「カフェ」、「喫茶店」という言葉からイメージされるお店は人それぞれだよなと。
ということから、当記事のタイトルには双方を入れることといたしました。

「色の日のいろいろ」シリーズは、当記事のような虹風の色と心にまつわる記事をまとめたものです。

昨年7月より書き始め、今のところなんとか毎月16日(色の日)に更新できております。
今年の目標にも掲げたので、継続したいところです。

虹風の気まぐれで内容も文体もさまざまですが、よろしければ来月も遊びにいらしてくださいね。

この記事が参加している募集

noteでよかったこと

私のコーヒー時間

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?