雨の日といえば
こんにちは!i-ne.の中の人、古川です。
今回は夏号で掲載させていただいたベトナム料理店「dalat marimura」さんの取材中のこぼれ話をさせてください。
「ベトナム風のお好み焼き」があると聞いてお店を訪ねた古川。早速それらしきものを発見したので、ベトナム人の店主さんに注文して、ワクワクしながら料理の登場を待ちます。
店主さん:お待たせしました〜 焼きライスペーパーです
古川:わ!美味しそう!これってベトナム風のお好み焼きですよね?i-ne.っていう新聞を作ってるんですけど、そこに掲載してもいいですか?
店主さん:全然いいけど、お好み焼きはバインセオの方かな!
え〜?!そうなの〜?!
古川の 必殺・早とちり がこの日も炸裂。
店主さん:今から作ろうか?
古川:是非お願いします!
単品のバンセオは拳2つぶんより大きいサイズの物がお皿に2個載ってくるようで「それじゃあお腹苦しいでしょ、1個作るね〜」と優しい店主さん。
バオインセオを作っていただいている間に、焼きライスペーパーをいただきます。
ジャン!美味しそー!!!
このビジュアル…お好み焼きというよりピザに近いですね。
ピザカッターではありませんが、大きなハサミで好きなサイズにチョキチョキと切って食べます。カリカリに焼き上がっているので、不器用でも切りやすくて助かります。
さてそれでは実食!
カリッサクッ!
クリスピーな食感がなんとも楽しい!
焼いたライスペーパーの上にある卵の優しい甘さと、小エビの小海老の香ばしさのマッチ具合がたまりません。そのままでも美味しいのですが、一緒に運ばれてきたチリソースをかけて“味変”すれば二度美味しい!ウマー!!!
この焼きライスペーパー、ベトナムでは学生が学校終わりに屋台で食べるおやつなのだそう。日本人の学生で言うところのクレープみたいな感じなのかな?(私の学生時代、何年も前だからイマドキJKは違うのかも…)
ジューッ!パチパチ!
一人でムシャムシャいただいている間に、店主さんがせっせとバインセオを作ってくださっていました。油の弾ける音に胸が高まります。ちなみに後から調べて知ったのですがバインセオの「セオ」って生地が焼けてる音のことらしいです!私がジューッて聞こえていた音が、ベトナムの人たちには「セオセオセオー」って聞こえてるってことなんですね〜。不思議!
待つこと数分。
やってきました!これがベトナム風お好み焼き「バインセオ」!!!
ターメリックを使っている生地がこんがりした狐色に揚がっています。何とも食欲がそそられるビジュアル。そしてこれ…デカイ!!!見るからにボリューミーでしょ?これは2個食べられなかったかも…店主さんの計らいに感謝です。
まずはこのまま一口。
んー!生地カリッカリや!
そしてモヤシのシャキシャキ感もいいですね〜。お肉も海老も入っているので食べ応えあります!
甘酸っぱい「なますのソース」をつけると、あっさりとした味に。付け添えのパクチーと一緒に食べても美味しい!自然と野菜をたくさん食べられるのでありがたいです。最後まで美味しくいただくことができました。
ごちそうさまでした!
雨の日のお楽しみ
店主さん曰く、ベトナムではバインセオって雨の日に食べることが多い料理なのだそう。
古川:へー!面白いですねえ!なんで雨の日なんだろう?
店主さん:ん〜あんまりよくわからない!けど多分、作っている時や、出来立てを食べている時に温まるからかな。雨が降ってると寒いからね〜。
雨が降っている日に家族の誰かが「今日はバインセオやな」と言うと、みんなが「せやな」ってなるんだそうです。日本で言う寒い日はおでん…みたいな感覚にちょっと似てる気がしました。他国の文化って面白いですね〜。
ベトナム風お好み焼き バインセオ。
ぜひ食べに行ってみてくださいね〜!
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