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Vol.0 慶應SFC生が21世紀の教育について探究してみる

「教育」とは人間の一生涯にとって切り離すことのできないものです。

幼児期には幼児教育、学生時代には学校教育、社会に出てからも職業訓練教育などが行われており、誕生してからあらゆる場面で人は学び続ける生き物です。さらに教育は、自分の受けた教育を子供の世代に、そしてその子供が成長して大人になった時にまたその子供へと、循環的になされていくものでもあります。

その中で、昨今文部科学省による「教育改革」やOECDによる「Education 2030」などを始め、これまでの教育のあり方を改革していこうとする動きが見られています。

その大きな理由としては、「社会の変化」が挙げられると思います。戦後の工業社会(Society3.0)、インターネット、スマートフォンの著しい普及による情報社会(Society4.0)、そしてAIを始めとする様々なテクノロジーがさらに発達した現代からこれからにかけては創造社会(Society5.0)と、急速な社会の変化が起こっています。

社会が変化するということは、その時代に求められる能力が変わっていくことを表しています。

そこで教育者は、これからの未来がどのような社会であり、具体的にどのような力を子供たちが身につけるべきかを深く考え、実践していくことが求められます。

文部科学省や、熱量を持ってイノベーティブな活動をなさっている教育関係者の方々のおかげで、徐々に教育には変化が見られています。しかしながら、高大接続型の大学入試改革が非常に難しい状況にあるように、これからの社会に適したより良い教育へと改革を行うということは、非常に難しいことだと思います。

なぜなら、これからの社会で求められる能力というもの自体の定義や定量化が難しいほか、具体的にそのような力を伸ばす方法も未開拓の領域であり、今後より深く探究していく必要があるからです。さらに、既存の教師から生徒への一方向の知識伝達型の教育方法や、一問一答式の試験形態は、知識の暗記、再生に偏っており、思考力、判断力、表現力などを育むことが難しいといった現状も存在しています。

そこで、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに在学している学生たちでチームを組んで、21世紀のこれからの教育のあるべき姿について、探究をしていくことにしました。各々の持つ多様なバックグラウンドを存分に活かし、既存の教育のあり方に対して、少しでも有益な新しい観点からのアイデアを発明できるように取り組んでいきたいと思っています。

note連載の理由としては、自分たちの考えやアイデアを少しでも多くの方々へ届けることで、1mmでも何か良い影響があれば良いなという思いと、noteをつくるというアクテビティを通し、つくることによる学び(クリエイティブ・ラーニング)を実践したいと考えたからです。更新頻度は基本週に1回のペースを予定しております。(変更する可能性があります)

皆様とともにこれからの教育について探究していけることを楽しみにしています。今後とも宜しくお願い致します。何かございましたらご連絡ください。

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