2022年 第22節 アビスパ福岡vs湘南ベルマーレ レビュー
試合内容
好調・湘南の攻撃を「塩漬け」にすることはできた。被決定機はほぼ0といってよく、守備としては100点に近いだろう。特にチームとしての走行距離93km台という非常に省エネ(湘南は98km台)で、これだけ相手の良さを消したことは素晴らしかった。
だが得点を生むこともできず、スコアレスドロー。ポストとクロスバーに好まれる努力をしたほうがいいのではないかと思ったほどだ。
8位以上という目標には少々物足りないかもしれないが、16位以下という飲み込まれるような不安に対しては、敵地で勝ち点1という結果は悪くない。
30日のセレッソ大阪戦までしっかりと身体を休ませ、再び勝ち点3を積み重ねたい。
採点(及第点5.5)、寸評
GK 41 永石拓海 6.0
キャッチングミスはあったが、身体を張って自らカバー。素早いパントキックから面白い形も作った。
DF 3 奈良竜樹 6.5
頼りになる兄貴。この試合でもタイトな守備で決定機さえ作らせず。
DF 33 ドウグラス・グローリ 7.0 MOM
最後の局面をやらせないタイトな守備に、カバーリングの上手さもみせた。
DF 5 宮 大樹 6.5
無失点に抑えるとともに、左利きならではのパスの軌道で志知などへ繋げた。
DF 36 柳 貴博 6.5 (82分OUT)
主戦場となったサイドで、渡、奈良らとともに一歩も引かない激しい攻防をみせた。
DF 13 志知孝明 6.5 (82分OUT)
エリア内へのキック精度に課題はあったが、ボールを拾えるのはポジショニングが良いからこそ。
MF 40 中村 駿 6.5
走行距離で前とともにチームトップを記録した。
MF 6 前 寛之 6.5
走行距離、パス成功率ともにチームトップ。このタイミングで、次節まで時間が空くことは大きい。
FW 16 渡 大生 6.0 (57分IN)
なかなかチャンスに絡むことはできなかったが、序盤の良い流れと0-0で後半に進めたことにはしっかり貢献。
FW 11 山岸祐也 6.0 (82分OUT)
さすがにやや息切れ気味だが、それでもタスクはこなすことが素晴らしい。
FW 17 ルキアン 6.5 (76分OUT)
裏抜けの機会が格段に増え、守備の方法もチームにフィット。開幕当初とは雲泥の差だ。
途中出場
MF 14 ジョルディ・クルークス 6.5 (57分IN)
最大の決定機2つに、ともに大きく関与。ただし4-4-2の右SH以外では守備の判断に不安があり、「諸刃の剣」ともなる。
FW 45 ジョン・マリ 6.0 (76分IN)
トラップから素早く反転し、強烈な一撃を披露。昨年合流した頃よりコンディションも良さそうだ。
MF 39 田中達也 採点なし (82分IN)
FW 9 フアンマ・デルガド 採点なし (82分IN)
DF 29 前嶋洋太 採点なし (82分IN)
監督 長谷部茂利 6.0
グローリをぶつけて好調の町野を抑え、見事に無失点。あとは惜しいチャンスが1つ枠内に飛べば狙い通りだったが。
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