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第29節 vsジェフ千葉 レビュー

1.ジェフ千葉戦 簡易プレビュー

17位から首位まで駆け上がった大型連勝が12で止まった前節。
負けなしは継続しているのだが、これまでが凄まじい勝ち点の積み方だっただけに今節の結果次第では勢いが止まったと言われかねない。
そんな中迎えた、レーダーチャートの形が非常に似ている=スタイルが似ている千葉とのホーム・ベススタでの一戦であった。

2.前半戦


試合開始直後は千葉が攻撃を繰り出すも次第にペースはアビスパへ。
以前は奪ったボールをすぐに失うことが多かったアビスパだが、10分にDFサロモンソンのグラウンダーのクロスをMF松本が決めたシーンを振り返ると攻撃面での成長が見て取れる。
7分30秒過ぎにボールを奪ってから約2分半もの間、千葉に3本とパスを繋がせていない。ボールを主に敵陣で保持し右から左からクロスを上げるシーンを作りながら、ボールを失っても攻から守への切り替えの見事な速さで奪え返しては波状攻撃へと繋げていた。


その後は拮抗した展開となったが、特に前半、アビスパと千葉の順位の差はシュートに至るまでの組み立ての差として表れていた。


選手間の良い距離感から少ないタッチ数でパスを繋いでシュートまで持ち込むアビスパに対し、よりゴールに向けて直線的に繋ぎ最後の局面では繋ぐというよりもゴール前に人数をかけカオスを生み出そうとする千葉。
DFラインの連携が良くなければ千葉のやり方で混乱を招くことができるのだが、リーグ最少失点を誇るアビスパのDFラインは落ち着いて対応していた。


だが、前半終了間際、アビスパにアクシデント。この試合でも抜群の安定感を見せていたDF上島がヘディングで競った際に頭から地面へと落ちてしまい、そのままDF三國と交代となった。

3.後半戦


後半は同点ゴールを目指す千葉の時間帯が多くなり決定的なシーンもいくつかあったが、身体を張った守備でフリーでは打たせず。一方でアビスパもカウンターを繰り出すも追加点は奪えず。最後はDF藤井を投入し5バックにして試合をクローズ。
首位をしっかり守ったアビスパは、次節、アウェーで遠藤保仁擁するジュビロ磐田と対戦する。

4.MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)

個人的MOM
松本泰志
10分にサロモンソンのノールッククロスに冷静に左足を合わせてJリーグ初ゴール(プロ初ゴールとの報道もあったが、アジアチャンピオンズリーグで決めている模様)。
前とのボランチコンビは補完関係も見事。東京五輪を目指す22歳は夏の移籍市場でアビスパに加入後試合出場を重ね、驕ることなく着実に成長を続けている。


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