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良い言葉を記憶に留めたい

テレビを見ている時、人と話をしている時、すごく良い言葉を聞いたり、美容院で雑誌を読んでいるときにハッとするような文章を読んだりした時、他の人たちはどうしているのだろう。メモに書き留めたりするのだろうか。
最近、自分が出会った良い言葉が記憶からあっという間にこぼれ落ちるので、他の人はどうしているのだろうと思ったのだ。簡単に忘れるぐらいなら、それほどの言葉じゃなかったのかもしれないと自分を慰めることがあるが、偶然に再び同じ言葉に出会ったときに、あ、これ、これ、と思うので、やっぱりその言葉は私にとって何らかのインパクトがあるものなのだろう。

よくTED Talk を聞いている。英語のリスニングのためもあるが、話の内容そのものが面白い。刺激を受け、ハッとさせられる。つい数日前に見た TED Talk も、その中で引用された文章に強く惹きつけられた。それなのに、今、その内容をここに書こうとした時、すごく感動したことは覚えているのに、どんな文章だったか詳しく説明出来ないという自分が何とも情けない。

TED Talk の閲覧履歴が残っているので、今日は見直してここに記しておこうと思う。Jane Fonda の Life's Third Act (https://www.ted.com/talks/jane_fonda_life_s_third_act?utm_campaign=tedspread&utm_medium=referral&utm_source=tedcomshare) という話の中で引用された、ヴィクトール・フランクルの「夜と霧」という本の文章が、私の心を強く捉えた。

「人生で得たものは全て奪い去られかねないが、一つだけ例外がある。それは 与えられた状況に、どのようにふるまうかという選択の自由だ。それが私たちの人生の質を決めるのだ。人生の質は 金持ちか貧乏か、有名か無名か 健康か病気かによって決まるものではない。人生の質を決めるのは、そうした現実をいかに関連づけ、そこにどんな意味を与え、いかなる態度で臨み、どのような思いを引き出すのかということだ」
Quotes from Man's Search for Meaning" by Viktor Frankl: "Everything you have in life can be taken from you except one thing: your freedom to choose how you will respond to the situation. This is what determines the quality of the life we've lived -- not whether we've been rich or poor, famous or unknown, healthy or suffering. What determines our quality of life is how we relate to these realities, what kind of meaning we assign them, what kind of attitude we cling to about them, what state of mind we allow them to trigger." 

同じ状況であっても、それをどう捉え、どうふるまうか、どう受け止めるかによって人生の質が変わる。これを聞いたときに、今の自分にとても必要な言葉に出会った気がした。…それなのに、すぐにその内容を忘れてしまうなんて…! 今日こうやってここに記したので、ただ自然に忘れるに任せるよりも記憶に残るだろうと期待しているが、良い言葉、良い出来事、ポジティブな事に出会ったときに、もう少し意識的に記憶に留めるように心がけたいと思う今日この頃である。

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