小人の名はホッツェンプロッツェン(だった気がする)

あやふや度 ★★★★☆

むかし、あるところ(海外)に不運な男がいました。
男は、何らかの目的で小人と契約をしました。
小人は言いました。
「3日後までに俺の名前を当てられなければ、お前の魂をもらっちまうぞ」
男は悩みました。小人の名前の見当がつきません。
悩みながら歩いていると、小人が焚火の横で踊っているところに出会いました。
「分かるわけがない、分かるわけがない、俺の名前は、ホッツェンプロッツェン(※またはそれに類似する感じの名前)!」
小人は嬉しそうに歌っていました。
男はしめたと思い、その名前を覚えました。「がたがたの竹馬小僧」という意味の名前です。
3日後、男は2回ほどわざと間違えてじらした後に、小人の名前を当てました。
小人は逃げて行ったので、男は魂を取られずに済みましたとさ。


昔話の好きな子供でした。でも、あの頃読んだ昔話は今や記憶の中でうろ覚えのあやふやになり、混ざり合いごちゃごちゃになっています。
きちんとした話を目にしてしまう前に、うろ覚えの状態の自分の中の物語を書いておこうと思いました。
きちんとしたものを目にしてしまえば、うろ覚えの状態には戻れないのですから。

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