見出し画像

豪と日本の出産の違いについて物思う(シドニー編)

前置きは前の記事を参照ください。

【シドニー編・次女】
☆通院~出産前
シドニー移住してから1年はWaiting Periodがあり、直ぐにプライベート保険を使うことは出来ないため。が決まってから、出産は公立病院でないといけないとわかっていた。
公立病院はハズレの医師にあたると大変・・という話を義妹から聞いており心配していた。公立病院に入院してもプライベート扱いで医師を指定できると聞いたので、義妹からの紹介で産婦人科専門医を紹介してもらい、日本から直接その医師に連絡。
もちろん産婦人科専門医を使うのはメディケアの対象外なので、別料金。約3000ドルくらいかかった(涙)
移住後の通院は日本と大きく違っていた。病院ではなく、産婦人科専門医のオフィスで診察。内診はほとんど無し(既に中後期だったというのもあるけど)。予定帝王切開前に、病院に行ったのは1回のみ。麻酔についての問診や当日の説明受けたのみ(°_°)
ちなみに医師はインド系オーストラリア人。私の住んでるエリアではとっても人気な医師(不妊治療、出産ケアに定評があった)すごく穏やかに話す方で安心できた。

☆出産時
既に予定帝王切開だと決まっていたため、手術日に病院へ。手術前に行う血液検査の場所が曖昧で、臨月で歩くのが苦痛な中、あっちへ行け、こっちではやってない・・と、病院敷地を2往復ほどする(笑)オーストラリアあるあるなCommunincation Issue。良い運動になった。歩いてる間に産まれちゃうかと思った(笑)
帝王切開のための脊髄注射を打つにあたり、前記事の日本での経験があったため不安が体に現れる。ただ、そこに大きな違いが。日本では体を抑えられていきなり脊髄注射打たれたところ、こちらではまず部分麻酔(Local)を行い麻痺させたのちに脊髄注射を打つ。
担当医師が「すごい震えてるよ、大丈夫?!」と聞いてきて、初めて自分が不安だったことに気づく。その方には日本との違いを説明し、彼は日本の痛みケアの皆無加減に驚愕していた・・・

☆入院
入院は3日。短いな!と思う方も多いと思うが、痛みに耐える必要の無い入院生活ではこの日数は妥当と感じた。手術当日、看護師さんから「日本人はとにかく痛みを言わないのよね。痛いときは痛いと言わないとダメよ!」と言われ、痛み止めは欲しければすぐに出してくれる事に驚く。
そもそも陣痛もなく痛みもストレスも殆どない手術だったため、帝王切開による痛みは最初の2日くらい。最終日はほとんど痛みを感じなかった。細かい話だが、枕の上にある釣り棒(?)が起き上がるときに本当に良い仕事をしていた!
※帝王切開はへそ下を切るので腹筋が使えなくなる

☆手術、入院費用
こちらはメディケアでカバーされる分とカバーされなかった分があった。麻酔は確かカバーされなかった気が(間違った記憶ならスミマセン)
合計2000ドル近くかかった記憶が。

☆病院食
期待しておらず、その期待に応えた(笑)毎日パンとバター、ヨーグルトな生活。
手術直後は夕方でカフェも閉まる直前。でも朝から何も食べてないので空腹100%。主人が買えたのはByron Bay Biscuitのみ。→なのでByron Bay Biscuitにトラウマあり
初日は流動食かと思った・・・
二日目はもう自分で作りたかった・・・

☆その他
特定のアフリカ系看護師さんとの意思疎通が難しく困った・・英語余り出来ずとも看護師になれるのか?と誤解した思い出。しかしながらアフリカ系看護師さん、おくるみがメチャクチャ上手で、私には真似できず。尊敬しかない。
ちなみに母乳育児については質疑応答があり私は「長女で苦労したので、次女は気にせず育てたい。完ミ上等」と回答。看護師さん達も「もし万が一母乳育児にトライしてみたかったら教えて」とコメントするのみ。

☆退院後
近所のChild & Family Health Nursing Serviceで体重等の指導を受ける。とりあえず3か月は搾乳含め混合で頑張るが、黄疸が出たためあっさりと断念
※私見:黄疸は栄養不足で発生する。自分は頑張ってるなどと絶対に思わないように!!!
ちなみに長女と同様成長曲線ギリギリ、もしくは下回る体重だが、4歳時点で健康そのものなので、成長曲線ギリギリならOKと思うことにしている。

☆感想
オーストラリアあるあるの連絡不足等は、もう仕方ない( ´∀` )
痛みを緩和させる事を重要視させる考え方はこの時まで認識しておらず、こういうやり方もあるんだと発見(日本と比較して)
看護師さんのテキトーさはもしかたしたらPublic Hospitalあるあるかも知れない。Privateなら違うのかも。
母乳育児について、基本的に当事者の意見を尊重する姿勢は望ましいと感じた。

おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?