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【短歌一首】 手のひらを額に置きて熱を見る母ぞ恋しき夏風邪の床

手のひらを
額に置きて 
熱を見る
母ぞ恋しき
夏風邪の床

短歌は療養セラピー。

久しぶりに夏風邪を引いてしまった。
小学校を卒業するまで、一年中、真冬でも半ズボンで過ごしていた。冬の寒さには強かったが、風邪を引くのはいつも夏だった。

夜、体が妙に冷えてなかなか眠れなかった。でも布団をしっかりかけていると、今度は湿った不快な暑さが体を覆ってくる。

それでもやっと眠りに落ちたが、朝4時頃に目が覚めた。どうにも体が熱く重くだるいので、熱を計ってみると37度8分。 それから熱は上昇を続け38度8分まできている。

これは完全に夏風邪だ。とにかく水分をとって体を冷やさない様にして、まずは薬など飲まずにひたすら眠ろう。そして様子を見る。熱が出るのは自分の体の免疫システムがウイルスなどの外敵に反応して戦っている証拠。この戦いが上手く行くように体を休めることで支援する。自然治癒力を上手く機能させよう。(でも、無理はせず、回復が思わしくなければ医者に診てもらう。) 

風邪で寝込んでいる時はいつも、熱と悪寒でぼお〜とした頭に幼い頃に家で寝込んでいたときのことが蘇ってくる。あの頃は随分と今は亡き母親や祖母に看病してもらったな。母はおでこに手を当てて熱があるかどうかを確かめていた。最初は私のおでこに、それから自分のおでこに。 それで子供の体温に当たりをつけていた。その後に体温計で測ると、母の見立ての体温とかなり近似の値となっており、いつも驚かされたものだった。

それにしても悪寒がひどい。今はひたすら眠ろう。
自然治癒力で熱が下がれば、体はまた一つ免疫力がアップする。(これはメンタルカウンセリングやキャリアカウンセリングと同じだな。まずは、自分自身の持っている心技体を丁寧にフル活用。そして自分の回復・成長を促進。それをサポート。)

猫間英介





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