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【短歌一首】 高層のビルは山脈昼もなほ暗き谷底節気も知れず

高層の
ビルは山脈
昼もなほ
暗き谷底
節気も知れず

東京駅付近の再開発は果てなく続く。

工事後にはいつも新たな超高層ビルが立つ。ビルとビルの間の通りは深い谷底のよう。光も熱も届かず、昼なお暗く寒い。空もよく見えず、季節の移り変わりも分かりにくい。

新たな造成工事進行中
突き当たりは45階建ての新山

前後左右を超高層ビルに取り囲まれた3階建、4階建の雑居ビルの窓からはビルの壁しか見えない。暗く寒く、時間も季節も分からない。

高層ビルはまさに高圧的態度
まだ上へ上へと伸びようとしている
見上げているとめまいがしそう
伸びる気満々
超高層ビルの基礎造り進む
重機たちの仕事場
壇上のクレーンは再開発の指揮者?

たまに行くオフィスの居室は4階建ビルの3階にある。まさに絶壁の断崖に囲まれた谷底。光も空も少なく時間も季節も不明。長居は身体に悪いかも。

猫間英介


2月21日にも東京駅付近の再開発について書きました。



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