母親という女性の異常さ:毒親のお話

摂食障害の会に参加して、昔症状の酷かった人のお話の中で

「私は自分の身体の中にある成分を一滴たりとも残さず出したくて、吐くことに依存しました。それだけじゃ足りなくて、下剤を使いました。下剤1シートとかを使っていました。最終的には利尿剤まで使っていました。意識がなくなるまでお酒を飲んだりもした。」

というのがあった。

よくありがちな話だよね、なんて思いながら聞いていたら

利尿剤、下剤1シート、意識が無くなるまでお酒を飲む、で思い出した

これ、私のママだ。


私の母親は看護師だったから、色んなものが家にあったし、母親は色んな薬を家族に渡していた。

あとは、自分で尿を取っていた。

尿を取っていたって本当に意味がわからないと思うんだけど

ある日起きたら、母親の布団から尿が溜まった袋?が出ていて

「ママこれなに?」って聞いたら説明されたけど、きっと誰もわかっていなかったと思う。


あと、母親は常に下剤を使っていた。

そのせいで「眠れない」「らぶちゃんの運動会におなかが痛くて行けない」など、生活に支障をきたしていた。

何度も何度も、家族での予定が母親の体調で変えさせられた。

それでも母親は、下剤を飲み続けた。

他にも、精神安定剤、睡眠薬、鎮痛剤も併用していたから

体調が悪くなることも多くて、よく吐いていた。

「上からも下からも出ちゃったわ」なんてよく言っていた。


それから毎日、意識が無くなるまでお酒を飲んでいた。

今日ちゃんと思い出したからわかるんだけど、ほとんどストロングゼロだった。

私、大学生になるまでこのお酒が当たり前だと思ってた。別に弱いお酒でしょって。大したことないでしょって。

「寝酒よ」っていつも言っていた。

だけど、寝てしまって机に突っ伏している姿を起こしてあげないと(これがまじで起きないんだけど)

「こんな私の姿を放っておいて」と言って、怒り始める。

それからはみんな何時間も正座。


今もあの家はそうだと思うんだけど、普通に考えればそんな姿異常じゃん?

なのに「ママは看護師だから」という理由で全部片づけた

「薬のことも、自分の体調のことも、ママだから、ママは看護師だからわかる」って。

いやいや、そんなはずないよね。

自分で尿を取っているところも、下剤をあれだけ使うのも、それで吐くのも、意識が無くなるまで飲むのも

全部全部、「おかしい」よね。


もともと、母親には「自分自身に深いコンプレックス」があって

子どもにLLサイズの男物の服を着せたり、自分自身もLLサイズの男物を着ていたり

写真ではわざと変顔をしたり、自分の写真を見られていなかった。

だけれど、忘年会やライブのときには「外行き用の服を買わなきゃいけない」と言って

ショッピングセンターに5時間ほど連れまわされ、自分と子どもにそれ用に服を買っていた。


自分の美醜にどうしようもなく向き合えないんだろうなって気付いてはいたけれど

下剤や尿のことも全部、それと関連していたのかもしれない。



今日またちゃんと自分の家庭を思い出して「おかしい」と気付けた。

なんでこんなこと、今まで気づかなかったんだろう。

きっと他にもまだたくさんあるんだろうな。

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