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LFOって何?🤔〜前編〜

みなさん、こんにちは!
I'chiba'nのハンです!

本日の記事は「LFOってなに?🤔」です!

みなさんは「LFO」という言葉を聞いたことありますか?
DTMerの方でEDMやシンセサイザーに興味がある方は多分聞いたことある言葉だと思います!

LFOは、ベース、シンセなど、
シンセサイザーを使ったサウンドデザインにおいて、
とても多く使われる機能です!

本日はみなさんにLFOの簡単な使い方と、LFOとはどういうものなのかを紹介したいと思います!



01.で、LFOってなに?

Flume - Never Be Like You (feat.Kai)(0:40から、シンセサイザ)

LFOは、「Low-frequency oscillation」の訳語です。
いきなり難しい言葉が出てきたな、という感じですね。
日本語にすると「低周波数発生装置」ぐらいですかね。

このLFOというものは、実機のシンセサイザーはもちろん、
Vital、Serum、Massiveなど、僕たちがDTMで使っている、
シミュレーションされたアナログシンセサイザーにも入っている機能です。

シンセサイザー音源「Serum」のLFO

LFOは、言葉その通りに人間の耳には聞こえない低音の周波数を発生させる機能ですが、一体この耳にも聞こえない音を発生させて何をするんですかね?

LFOで発生させた低音を、作っている音に重ねると、
不思議なことに、LFOで設定した波形通りに音に動きができたように聞こえます。

ボリュームにLFOをかけると音のボリュームが動いたり、
フィルターに聞こえると明るさが動いたり(変わったり)、
エフェクターのディストーションにかけると、音の歪みに動きができます。

つまり、LFOは音を発生させる装置でもありづつ、
音にパータン化した動きを作ってあげるための「モデュレーションソース」です。


02.LFOを使った楽曲 - Wooble Bass


Skrillex & Rick Ross - Purple Lamborghini(1:05 ~, Wooble Bass)

LFOを使った楽曲は、そのジャンルも数も多過ぎて全ての楽曲を並べることは難しいですが、代表的なジャンルとして「Dubstep」があります。

2010年代、EDMアーティストSkrillexは、
今までのDubstepにLFOを使った「Wooble bass」というサウンドを
自分なりの独特なサウンドに改良し、
音楽的にも商業的にも大きく成功したのはもちろん、
全世界のポピュラー音楽シーンをEDM中心のサウンドに変え、「ゲームチェンジャー」になりました。

その後、彼はEDMアーティストとしても、
Justin Bieber、ASAP Rockyなどのアーティストのプロデューサとしても、活発に活動しています。

上記の曲、Purple Lamborghiniを含め、初期をSkrillexの楽曲はLFOを使った攻撃的なサウンドのWooble Bassを作り、「Dubstep」というジャンルの定義を変えてしまいました。

もちろん、Skrillexの以前にもLFOは存在しましたが、
彼の登場から頻繁に使えるようになったのは誰も否定できない事実です。

Skrillex - Bangarang (1:19 ~)

miwa - HiKARiE Remix (3:10 ~)

宇多田ヒカル & Face My Fears (0:59 ~)



03.LFOを使った楽曲 - Future Synth

*Future Synthという名前は音の質感や特徴をわかりやすく説明するためつ けた名前であって、共通的に通用されている正式な名前ではないです。

HoneyComeBear - Mirror (1:05 ~ Future Synth)

BTS - Save ME (1:20 ~ 裏でなっている Future Synth)

2020年代に入り、
「Future Bass」、「Future House」、「Future R&B」など、
「Future」が付く系列のジャンルが流行り始めました。
その中でもこのFuture〜に頻繁に登場したサウンドが「Future Synth」となります。

Lowpass Filterに早い速度のLFOをかけ、
Multiband Compressorで仕上げたこちらのサウンドは、
特有の金属的な質感で多くの方々から愛されました。

Red Velvet (IRENE & SEULGI) - 놀이 (Naughty)(1:29 ~裏のシンセサイザー)

ブルーアーカイブ OST - Luminous Memory (0:39 ~ メインシンセサイザー) 


みなさん、いかがですか?
LFOというと、なんか難しそうなイメージがあったかもしれませんが、LFOを使ったサウンドはこの通りに、僕たちの周りにても多く存在しています。

LFOを使ったサウンドは、本当に多過ぎて、数えないぐらいに必修的な技術ばかりですが、本日の記事ではその中でも代表的なサウンドである「Wooble Bass」、そして「Future Synth」に関してみなさんにご紹介いたしました。

次回の後編では、実際にどうやって音を作っていくのか、
そのチュートリアルをみなさんに紹介しますので、楽しみにしてください!


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