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お買い物も散策も楽しめる東京の酒蔵!「石川酒造」でできること。

はじめての投稿なので、自己紹介代わりに醸造所の説明を!
(どきどき!)
創業1863(文久3)年の造り酒屋石川酒造は、JR青梅線・西武新宿線の拝島駅から歩いて20分の距離にある、日本酒とビールを醸造する蔵元です。
樹齢700年を超える大ケヤキがある解放的な敷地には、江戸~明治期の建築、直売店やレストラン、史料館が併設されていて、お酒を飲む人も飲まない人も楽しめる「酒飲みのテーマパーク」になっています。

国登録有形文化財に指定されている建物を見学

門を入って最初に目に入る印象的で大きな蔵。ここが石川酒造のメイン、日本酒を造っている蔵で「本蔵」と呼ばれている1880(明治13)年建築の土蔵です。
酒蔵見学ツアーでは中もご案内しているので再開をお楽しみに。(2021年現在は休止中)

中面-本蔵_正方形切り抜き

日本酒造りについては、いつか他の投稿で詳しくご紹介するとして。
まずは、入り口に吊るしてある丸いものにご注目を。これが「杉玉(すぎだま)」(酒林とも)と呼ばれる酒蔵のシンボルマークです!
秋から始まる酒造り、新酒が出来上がった際に真新しい緑のものとかけ替えを行うのが習わしになっています。
石川酒造で出来たての新酒が飲めるのは、毎年10月末頃です。

この本蔵を含め、全部で6棟が国登録有形文化財に指定されています。
その中で一番古い建築が「長屋門」と呼ばれるこちら。

05長屋門_正方形切り抜き

1775(安永4)年以前の建築と伝えられている当主自邸の表門です。
季節ごとに景色の変わる、この門から見えるお庭も見所。おすすめは梅の咲く春、新緑の頃、苔が映える雨の日、雪の日です。(自邸のため立ち入りはご遠慮ください。)

入り口からタンクや瓶詰め機を見ることが出来る、ビール工房「向蔵(むこうぐら)」も国登録有形文化財。こちらは1896(明治29)年の建築です。

史料館で地域の歴史と昔のお酒造りを知る

同じく、国登録有形文化財に指定されている1898(明治31)年建築の「雑蔵(ぞうぐら)」は、リノベーションを行い2階が史料館になっています。

史料館

ここでは主に、幕末から昭和にかけての日本酒造りと明治期のビール醸造についての歴史的史料が展示されています。
石川家や地域の歴史の展示もあり、過去には秋篠宮様もご来訪されたことも。

ビール工房がスグ隣!酒蔵の味を堪能するイタリアン

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敷地を散策した後は、敷地のレストランでひといき。
ビール工房のすぐ隣にある福生のビール小屋で、敷地で醸造したクラフトビールや日本酒とイタリアンを味わう贅沢なひとときを。

酒蔵らしく、酒粕を使用したお料理(「桜海老と酒粕クリームチーズのピッツァ」「酒粕ジェノベーゼ」「酒粕アイスクリーム」)や、塩麹を利用して素材の美味しさを引き出したお料理を堪能できます。

パーティーコース1

レストランの美味しいものについても、別の機会にご紹介しますね!

直売店で限定品をお買い物

散策やお食事を楽しんだら、お土産を選ぶのも忘れずに!家族や友人、自分用も大事です。
大きな2本のケヤキ(樹齢400年の夫婦ケヤキ)の下にある直売店酒世羅には、敷地で醸造しているクラフトビールや日本酒はもちろん、おつまみや地元の燻製チーズ、大吟醸ケーキ、エコバッグ、石鹸や入浴料などのお土産が所狭しと並んでいます。
季節や数量限定の希少なお酒もGETできるのは造り酒屋ならでは。

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直売店で買ったお酒とおつまみで一杯だけ楽しみたい!という方のためには、敷地の奥にある井戸のまわりにベンチが用意されています。ここは井戸裏スペースと呼ばれていて樹齢700年のご神木が敷地を見守っています。
忙しい毎日を忘れて、自然に囲まれのんびりリフレッシュできる場所であって欲しいと思っています。




石川酒造公式サイト
https://www.tamajiman.co.jp/

日本酒「多満自慢」、クラフトビール「多摩の恵」「TOKYO BLUES」が購入できるオンラインショップ
https://tamajiman.com/index.html

毎月4週目の土曜日とそれに連なる日曜祝日は感謝デー開催日
詳細は公式サイトやSNSでご確認ください。