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#6 私がインスタから離れる理由①

Instagramは、もはや現在誰しもが使う超巨大(?)大規模(?)大人気(?)SNSである。
私は、なんとおよそ10年間も既に使用中の(人気に火が着く以前の中学2年生から使い初めていた)Instagramだけれど、最近、いや渡仏後から幾度となくこの情報コンテンツには嫌気が差している。
実を言うと、渡仏以前から私は何度も「SNS疲れ」を体感していた。しかし、フランスに来てからというもの、その感覚は顕著である。

まずその理由の一つが、距離感覚のバグ。日本にいる友人たちのストーリーを日々見ていると、フランスと日本では言わずもがな物理的に相当な距離が離れているにも関わらず、何故か日本の友人たちが近くに感じる。
その一方で、フランスに来てから出来た現地の友人に連絡を取ろうとすると、ストーリーにて彼ら彼女たちの同行を知っているが故に、時より「今連絡するのはよそう」とか思ったりする。
何も知らなければポンッと送っているはずのLINEでのコミュニケーションがこれによって無くなる。
こういった状態が、私にはInstagramによって人との距離感覚を操作されている気がして不快に思えてきた。誰かの動向が気になるなら、本人に「How are you?」と直接聞けばいいだけなのに。

そしてもう一つは、Instagramに自分の貴重な時間を注ぎ込むことが自分にとって有意義とは到底思えないからである。
現在の私は少し手持ち無沙汰になると、直ぐに(もはや癖で)Instagramのアプリを開いては誰かしらのストーリーだとか、オススメやリールに流れてくる情報を摂取している。けれど、たまにふと「果たしてこれらの情報は本当に自分にとって必要なのか?」疑問に思うことがある。そもそも自分が友人たちとは言え、他人の日々の動向にそこまで興味を持っているのかもよく考えたら微妙なところだし、本当に気になる相手ならやっぱり「How are you?」と聞けばそれで解決するではないか。

実は今、私が日々思うことの1つに「肉体美のために行う筋トレの如く、一種の美のためにしっかりとした教養を身につけたい」という意思がある。
よって、Instagramを何となく見ている時間は何かしらの教養を身につける時間に変換したいのである。

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