UCOCO.

わたしの渡世日記 from Paris

UCOCO.

わたしの渡世日記 from Paris

最近の記事

#5 どっちが汚い?パリ・東京

私は渡仏前によく、「パリの街は実はとても汚い」と聞かされてきた。 実際に来てみると、本当にその通りだと思う。 パリの街は汚い。 だから、インフルエンサーたちがInstagramにて、"お洒落な街・パリ"を売り出しているのを見かける度、私は「その目がんびらいてこの街よく見てみ?汚ぇから!」と言ってやりたくなる。 それくらい、パリでは道路のいたるところに食べ物の容器やら、生ゴミやら、シケモクやら、、いろんなゴミが落ちている。 しかしながら、街には至る所に"Merci"と

    • #4 フランス人について思うこと②

      Fuck(ファック)はフランス語で、Putain(ピュターン)と言う。 ある人が「人間は、なぜか汚い言葉(外国語)はすぐに覚える」と言っていたが、私もその説は割と正しいように思う。 なぜこのような書き出しなのかと言えば、フランス人は皆、自国民の「雑さ」故にこの"Putain"という言葉を日々連呼しているからである。 (皆というのは既に語弊があって、私は今のところフランス人の"若者"からしか聞いた事はないが) 「雑」という単語1つでフランス人の性格を形容するのは非常に失礼

      • #3 フランス人について思うこと①

        バスが、バイクに衝突した。 私の乗っているバスが、路上に停められていたバイクに衝突した。 友人にメッセージを送るべく車内でiPhoneの画面と向き合っていた私も、その出来事にはすぐ気づく。 もちろん乗客の私は「?!」という反応をしたわけだが、突撃した当の本人であるバスの運転手は、「あっ、いっけね😅」とでも言わんばかりのリアクションをしたかと思えば、瞬時にバスから降りて早歩きで倒したバイクを立て直す。そうしてまた、すぐに車内に戻ってきた彼は何事もなくバスを出発させたのである。

        • #2 届くことのないラブレター①

          私は季節の中で1番「秋」が好き。 春はスギ花粉に悩まされるからダメ、夏は暑すぎて汗をかくからダメ、冬は嫌いではないけど寒すぎる時があるからダメ。 だから、半分消去法のようになってしまうけど、私は穏やかに包み込んでくれる心地よさを兼ね備えた「秋」が1番好き。 何となく、秋は人間たちがゆっくり時間を過ごしている気がするのも良い。 (ちなみに、幼少期の私は秋になるとインフルエンザの注射をしなければいけなかったから、、結局秋も嫌いだった。私はこれから春夏秋冬全てに嫌気を感じて生

        #5 どっちが汚い?パリ・東京

          #1 R.I.P. 前髪

          パリに来てから約1ヶ月。 noteの初投稿に、誰しもがどうでもいいと感じるであろう私の1エピソードを加えてみる。 私の中では"海外通の女子"というと皆前髪を伸ばし、ガッとその艶やかな黒髪を前方から後方へ片手でかきあげたかと思えば、次には飄々と英語を話し始めるイメージ。(尚、付け加えると皆タンクトップを着ていて、かなり急な角度のはね上げアイラインを書いている) そんな"勝手な"決めつけステレオタイプに、"勝手な"反抗心を抱く私は、自分だけはこの前髪を絶対に死守しようと心に誓

          #1 R.I.P. 前髪